表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
666  作者: EXPO'91
4/20

第一話(4)

オカマの名前は鎌田といい、秘書をやっているらしかった。


自分のプリクラの入った名刺を差し出したあと、オカマはつまらなそうに僕の履歴書を眺めながら「あなたイメケンだけどモテそうにないわね」と付け加えた。


「で、早速だけどあなた合格」



「え?」


僕が目を丸くしていると、オカマは戸棚から制服らしき束を取り出して僕に渡した。


「あなた痩せてるけど服はMサイズでいいかしら?あとこれあなたのID、なくすと大変だから大事にしてね」


渡されたIDカードには666と記載されている。


それを見て鎌田はラッキーナンバーね、と親指を立てて笑った。


「給料は後で銀行振り込み。勤務は今日の22時から。東口の駅前広場に集合ね。じゃ待ってるから」


一方的に面接は終わった。


いや、面接と呼ぶべきかどうかもわからない。


とりあえずオカマは言いたいことだけ言うと、さっさと僕を帰してチキンに食い付いた。



何だコレは……?


僕は一体何をすれば良いんだ……?


それに、何だろうこの服って……?


何だか嫌な予感しかしなかった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ