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第一話(13)
「ここか…」
隊長が扉を手で押すがびくともしない。
鋼鉄製の扉にはしっかりと南京錠が掛かっていた。
隊長は無言で僕の腰に刺さったレーザー銃を引き抜くと、ためらいもなく撃つ。
南京錠は、飴のようにあっけなく溶けて床にポトリと落ちた。
上から聞こえる凄まじい発泡音をBGMに、僕らが倉庫へと侵入すると、そこには数多くの銃器や日本刀が並べられていた。
「よくもまぁここまで集めたもんね」
隊長は感心しながらその辺の拳銃を玩具のように適当に弄ってみせた。
「隊長、早くしないとヤバいんじゃないすか?!」
隊長はつまらなそうに「そうね」と答えると拳銃を適当に放り投げた。
倉庫の奥には質素な机があり、その上に書類の束とディスクが置かれている。
「いただきます」
そう言うと隊長はディスクに軽い口づけをした。




