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かなえAI  作者: 福々老
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あなたの夢かなえます

翼はいくつかのキャバクラで実質出禁になっている。

理由は金はあるくせにジャージとか小汚い格好(腕時計だけは金ピカのロレックス)で来店したり、女の子に卑猥なことを言ったり暴言を吐くからだ。暴力はないもののキャストが席に付きたがらないため1時間放置されるなどしてやんわりお断りされている。

これでお金を落としてくれるなら接客のしがいもあるというものだがハウスボトルのセット料金だけでいすわるのだからたまったものでは無い

結局、今はこのクラブ愛だけが彼を受け入れてくれている。

いらっしゃいませ!

彼が来店するのはあんまり歓迎されてない感じが伝わるがあまり気にして無いふりをしていつものように席に座る。中高一貫で男子校に行ったから女の子と喋ったことはない。彼女いない歴年齢

彼女はいなくもいいと思いつつも寂しい、この上母親もいなくなり家には誰もいないさらに寂しくなって暴言にも拍車がかかってしまう悪循環。

クラブ愛だけはまだ受け入れてくれた。ここ黒服の若宮はケチな翼にもうまい具合に金を出させる話術があったので立派な中客ぐらいには仕上げていた。

ハウスボトルオンリーだった翼もこの店ではそこそこな値段のボトルを下ろしている。

そして忙しい時はうまく断り、暇な時に来てくれるようにしむけているので店長も口をださない。

若宮はよっぽど口がいいのか頼られるのが嬉しいのか翼は満更でもなく暇な時にせっせと店に通っていた。

今日も、夕方からの雨で暇らしくヘルプが来ていた「おもしろい女の子が入ったらぜひ」

「翼さんいらっしゃい!今日はスーツなんですね珍しい、だから雨ふっちゃたんじゃない?」

満面の笑顔で黒服の若宮が挨拶した

若宮は24歳になったばかりでまだまだ若いが客からの人気もあり翼も彼のことを気に入っていた

「あたらしい女の子がはいったんですよ、かなえちゃんです」

「はじめましてかなえですよろしくお願いします。」

ちょっと動きがぎこちない感じがしたが丁寧にお辞儀して名刺を渡してきた

「かなえAI?」

名刺にかかれた名前をみて翼ははてなが頭の上に飛んだ

「かなえちゃんはアンドロイドなんですよ。頭はAIです。名前は”あなたの夢をかなえます”っていうキャッチコピーから来てるんだって」

去年あたりにヒューマノイド型アンドロイドができたと話題になっていたけどもうこんなキャバクラにくるまでに量産されているのかと翼は感心した。

「今日、メーカーから届いて初出勤なんですよ、翼さんにいろいろ試してもらおうと思って!」

「いろいろ試すってなんだよそれ」

なぜか顔を赤くして翼は俯いた、とにかく座ってと促しかなえの初接客が始まった



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