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第二十話: 天空の祭壇への集結

 空に浮かぶ「天空の祭壇」。


古代の遺跡が広がるその地には、100名ほどのドラゴンナイツが一斉に集結していた。それぞれのアーマードワイバーンが翼を広げ、漆黒の鎧に身を包んだナイツたちは、これまでの戦いで多くの仲間を失いながらも、この瞬間を迎えていた。


「ここが…天空の祭壇。」

 クローはカイの背中からその光景を見下ろし、圧倒されるように呟いた。台座の周囲に並ぶ古代の遺跡が神々しい輝きを放ち、その中心には天空の鍵を挿入するための巨大な台があった。


「皆、準備を整えろ。鍵を使い、天空城を解放する!」

 ブレインがヴァルハイトの背に立ち、全員に指示を飛ばす。その声に合わせて騎士たちが動き始め、天空城を開放するための準備を進める。


「ハート!ウイング!」

 クローは小隊の中に二人の姿を見かけ、カイを操って駆け寄った。


「久しぶりだな、クロー。ふふっ、いい面構えになったじゃないか」

 ウイングはクローの鎧を小突きながら、いつもの皮肉じみた感じで軽口を言って微笑んだ。


「柚希……」

 クロー(颯太)はリンドの背から降りたハート(柚希)を見て同じくカイから降り、速足で歩み寄る。そして二人は鎧越しに抱き合った。


「おぅい、人前だぞ。」

 ウイングが前髪をいじりながら苦笑する。


「元気そうね颯太。ケガしてなくて良かった。」

「ああまあ、ちょっとはしたけどな。柚希こそ、ちゃんとメシ食ってたか?」


「うん……。カイ!こんなに大きくなって!」

 横からハートに鼻先を押し付けてきたカイを見て驚いた。天空の鍵を探しに行った数十日でカイはフレイアより、数倍も大きく成長していたのだった。


「カイも男の子だもんね。」

 ハートはカイの頭を撫でながら、小さく呟いた。


***


 ブレインはドラゴンナイツの点呼をとりながらその三人を見つける。そこに、ハートとウイングを預かっていた小隊リーダーのドラゴン・ホーンがブレインに報告にきた。


「どうだった?ホーン」

「やはり、ハートの心には未だに迷いが残っていますね。彼女は戦いそのものに躊躇しているようです。敵の悪魔軍にも情が移ってしまうんじゃないかってくらいですよ。」


 ブレインは小さく溜息をついた。

「そうか、分かった。…………クロー、ハート、ウイング!こっちへ来い!」


***


 ブレインは三人に声をかけて呼び出し、部隊の列から離れて作戦を伝えた。


「これから我々はこの天空の祭壇より天空城ガーデへと進軍する。ハート、お前は連れていくことはできないが、クローは連れていく。この戦い、クローとカイの力は特に重要なんだ。ウイング、ハートに付いて祭壇で番をしていてくれ。ここからガーデの悪魔たちを出すわけにはいかないからな。いざとなったら鍵を……いや。それはいい…………。共に戦えないのは残念だが、ここで我々の勝利を祈っててくれ。」


 ハートとウイングは黙って頷き、リンド、ゼルフィードと共に祭壇の隅で待機した。


 三つの欠片から形成された天空の鍵をクローが手にし、ゆっくりと台座にはめ込んだ。すると、鍵が眩い光を放ち始め、遺跡全体にその光が広がる。


「天空城への道が開かれるぞ!」

 その瞬間、空間が割れるように巨大な光の扉が現れた。その向こうには、天空城がその全貌を現し、まるで神々しい輝きと邪悪さが共存するような不気味な姿を見せた。


「ついに…これが天空城ガーデ。」

 ファングが息を呑むように呟き、他のナイツたちも緊張感を漂わせながら双剣を構える。


 ブレインが剣を抜き、静かに言った。


「全員、進軍開始だ。これが最初で最後の戦いになるかもしれない。覚悟を決めろ!」

 号令と共に、ドラゴンナイツたちがアーマードワイバーンを駆り、天空城を目指して進軍を開始した。


ブレイン「共に戦えないのは残念だ。」

ハート「ブレイン……………………。アレはいいの?」

アルゼ「(リンドに乗って進軍するアルゼ)」

ブレイン「駄目に決まってんだろ!!!いつまで付いてくる気ですか貴女はぁ!!!」

アルゼ「聞いてリューガ…………。たぶん私、戦える。ここまでノーダメージよ」

ブレイン「違う違う!動きまわる貴女を守ってるんですよ我々が!そりゃ無傷でしょうよ!貴女、本編には一回しか出てきてないのに、何でここでこんな存在感出してるんですか?!」

アルゼ「え?!姫だから?」

ブレイン「姫!ハウス!」

アルゼ「酷いわリューガ!(どっちがだよ!)私だって皆様を心配してこんなーーーっぐ!」

ハートがアルゼを絞め落とす。転がるアルゼ。

ブレイン「……………………。」

ハート「ブレイン………。何か私、戦えそうな気がしてきた。」



ーーーーーーーーーーーどうする?行く?

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