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第十一話: 新たな翼

 メルセシア北部に迫る天空城の侵略。それを阻止するため、ドラゴンナイツたちは再び集結した。新たな刺客として送り込まれたのは「マルクス・オーグ」。天空城最精鋭部隊を率いる将軍であり、圧倒的な戦闘力を誇ると噂されていた。


 一方で、フレイアの意志を受け継ぐ飛竜、カイはその成長を見せ、クローと共に新たな一歩を踏み出そうとしていた。


***


 城の広間では、ブレインが北部の地図を広げ、ナイツたちに説明を行っていた。


「マルクス・オーグは天空城の将軍であり、強力な部隊を率いている。これまで幾つもの世界を征服してきた実績を持つ、まさに“戦場の支配者”だ。」

 ブレインの言葉に、ナイツたちの表情が緊張で引き締まる。


「奴の主な兵力は“ゴーレム部隊”だ。鉄と魔法で作られた兵士たちは、単なる力押しでは倒せない。さらに、マルクス自身は巨大な戦斧を武器に戦い、トロールすら一撃で仕留める力を持つ。」


「ゴーレムかよ…あいつら、硬いだけじゃなくて動きも速いんだよな。」

 ウイングが槍を回しながらぼやく。


「そうだ。だからこそ、今回はチーム全体で連携を徹底する必要がある。」

 ブレインの視線が全員を捉える。


「いいか、お前たち一人ひとりが力を発揮するだけでは勝てない。全員の力を合わせて、初めて奴に勝機を見いだせる。」

「わかった!」

 クローが強く頷く。その隣ではハートとウイングも決意を新たにしていた。


***


 ブリーフィングが終わった後、クローはカイを連れて訓練場へ向かった。カイは小さな体ながらも、驚くべき速さで成長を遂げていた。翼を大きく広げ、すでにアーマードワイバーンにも匹敵する飛行能力を備えていた。


「カイ、今日は本格的な戦闘訓練だ。俺たちの連携を完璧にして、明日の戦いに備えるぞ。」

 クローの言葉に、カイは力強く鳴き声を上げ、地面を蹴って空へ舞い上がる。


「よし、いくぞ!」

 クローはカイの背中に乗り、両手の爪を構えながら空中での戦闘訓練を開始した。


「カイ、敵の攻撃を避けながら、上空から一気に叩き込むんだ!」


 カイはその指示に応えるように鋭い動きを見せ、模擬的に配置された目標に爪を突き刺した。その動きは素早く正確で、クローはカイの成長に驚きを隠せなかった。


「すげえな、カイ…お前、ほんとに頼りになるやつだ。」

 その言葉に、カイは誇らしげに低い唸り声を上げた。


***


 翌朝、ドラゴンナイツたちは北部の戦場へ向けて出発した。空を飛ぶワイバーンの群れの中で、カイの姿はひときわ目立っていた。彼の小さな体からは想像もつかないほどの存在感が漂い、まるでフレイアが見守っているかのようだった。


「クロー、カイのことは大丈夫なの?」

 隣を飛ぶハートが心配そうに尋ねる。


「大丈夫だ。カイはもう立派な戦士だ。俺と一緒なら、どんな敵でも絶対に倒せる。」

 クローは自信を持って答える。その言葉に、ハートは微笑みながら頷いた。


「なら安心したわ。私も全力で援護するから、無茶はしないでね。」

「分かってるさ。」


 そのやり取りを横目に、ウイングがゼルフィードを操りながら笑った。

「お前ら、今から気を引き締めろよ。相手はあのマルクス・オーグだ。気を抜いたら一瞬でやられるぞ。」


「分かってるって!だけど、そう簡単にはやられないぜ!」

 クローが笑いながら答えたその瞬間、前方に見えてきたのは、廃墟と化した北部の村だった。


***


 村に降り立ったナイツたちは、その光景に息を呑んだ。建物は全て崩壊し、地面には無数のひび割れが走っている。その中を徘徊しているのは、鉄と魔法で作られたゴーレムたちだった。


「これが奴らの仕業か…!」

 ウイングが槍を握りしめながら呟く。


「気をつけろ、敵が来るぞ!」

 ブレインの声と同時に、ゴーレムたちが一斉に動き出した。


「いくぞ、カイ!」

 クローはカイを操りながらゴーレムの群れに突進する。カイは鋭い爪で次々とゴーレムを切り裂き、その小さな体を活かして敵の攻撃をかわしていく。


「すげえ…カイ、強い!」

 一方で、ハートはリンドの背中から光の魔法を放ち、ゴーレムの動きを封じる。ウイングもまた槍を振るいながら、ゴーレムを次々と破壊していった。


「ブレイン、ゴーレムの数が多すぎます!」

 ハートが叫ぶ。


「奴らの本体はあくまでマルクス・オーグだ。ここで消耗するな!」

 ブレインが鋭い声で答える。


 その言葉に、クローは再びカイを操り、ゴーレムの群れを突破しようとする。しかし、その前に現れたのは、巨大な斧を持った一人の男だった。


「ようやく来たか、ドラゴンナイツ。」


 現れたのは、天空城の将軍、マルクス・オーグだった。その体は巨躯で全身を黒い鎧に包み、手には重々しい戦斧を握っている。その目には戦場を支配する者の圧倒的な自信が宿っていた。


「お前たちを全て叩き潰し、このメルセシアを俺の主に捧げてやる!」


 その言葉と共に、マルクス・オーグが斧を振り上げる。その一撃で地面が砕け、衝撃波がナイツたちを襲った――。


クロー「どんな敵でも絶対に倒せる。」

ハート「無茶はしないでね。」

ウイング「お前ら、今から気を引き締めろよ。」

クロー「そう簡単にはやられないぜ!」


ブレイン「…………デジャヴ!!?」

アルゼ「まずいわリューガ、天城様がまたフラグを立て始めたわ」

リューガ「アイツ、本当に黙らせないと、、、(主人公補正で)今度はウイングが死ぬ」

アルゼ「待ってリューガ、これは、違うわ!天城様は言わされているだけよ!」

リューガ「え?!」

アルゼ「結城様の「無茶しないでね」って言葉は、どう返してもフラグになってしまうじゃない!つまり本当の戦犯は結城様ってことなんですよ!かぁーっ!やられましたね。女って恐ろしい生き物です!リューガ!そう思いますよね!」



ーーーーーーーーーーはい!

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