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修行4

図書館を出ると、空は暗くなっていた。もう6時をまわっているようなので、俺は急いで帰ることにした。図書館から少し走っていくと、明るい道に出た。今日はお祭りがあるらしく、人がたくさんいる。なんでも、今日は勇者が魔王を倒した日…なんだとか。俺が屋台の前を歩くと、

「安いよ安いよ!お兄ちゃん買ってく?サービスするよ?」

と、俺はいきなりイカ焼きの屋台の定員に声をかけられた。しかし俺は

「えっと…いや!急いでいるので大丈夫です!」

と、断って走ってしまった。

「うあぁぁぁぁぁ!社会学習のチャンスだったのにぃぃぃぃ!」

本当は、奴隷である俺がお祭りを楽しんでもいいのかが分からず、戸惑ってしまったのだ。俺は自分に自信がなく、臆病者である。俺はそう感じている。そして、考え事をしていて周りが見えていなかったのか、誰かと衝突してしまった。

「いってーな!気を付けろよ!」

「は、はい!ごめんなさい!」

ぶつかった相手は大柄の男だ。ぶつかった衝撃で帽子が自分の手元にあったため、帽子を手渡しした。しかし、よく見ると男の頭には普通の人間にはないツノが生えていた。そして、コイツの指をよく見ると、長い爪が見えた。俺は確信した。コイツは魔族だと。噂によると、魔族の見た目は人間の頭にツノが生えており、しっぽと長い爪を持っているらしい。

「お、お前は、ま、ま、ま…」

俺は腰が抜けてしまった。

「ん?あ、ああ。見られちまったか。ここで騒ぎを起こしたくない。黙ってくれたら見逃してやる。」

魔族がそう言うと、俺は自分の口を手で押さえてゆっくりうなずいた。すると、魔族は帽子を被り直して去っていった。俺は今日、初めて魔族に会った。よく考えると、ヤツの魔力はだいぶ高かった。少なくともレルガよりも強い。本によると、魔族は元から魔法が使えた。魔族に対抗しようとした人間も魔法を使うようになった。みたいなことが書かれていたような気がする。俺は立ち上がって歩こうとした。

「はは…。この街に魔族がいるということは、何か陰謀があるはず。だけど冒険者志望の今の俺では魔族は倒せない。もっと強くならないと…。」

俺は、ふらつきながら帰っていった。屋台がなくなると道は一気に暗くなっていった。俺は光魔法を使って道を照らしながら歩いた。そして、明日からの稽古も頑張ろうと思った。

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