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修行3

俺はふと思った。強い武器を作ろうにも、作り方がわからないのだ。ファビは占いにしか興味がなさそうだし、エアナは女性だ。一番可能性のあるレルガに武器の作り方を聞いてみたが、「知らない」と言われてしまった。そこで俺は、調べものをするときに便利だという噂の図書館に行ってみることにした。しかし、俺は追われる身である。


ある日…

「だいぶ髪伸びたな。切ってやるぞ。」

「それだ!」

俺はレルガの言葉を聞いて閃いた。

「ん!?なに?!」

「ふふふ…。なんでも。」


俺は一人で念願の一般図書館にやって来た。貴族は貴族用の図書館を利用するため、滅多に貴族が来ないという。ちなみにレルガには髪を切ってもらっただけでなく、髪色を赤から黒に変えてもらった。これは、ある植物の実を潰して、それを頭に塗っているのである。これを世間では「髪を初める」というらしい。これで、万が一貴族がいてもすぐに俺だとは気がつかないはず。それにしても、図書館は広い。俺はとりあえず、手前の児童書コーナーに向かった。真っ先に目に入ってきた本を手に取った。それは、迫害についての絵本であった。俺はその絵本を読んだ。

『ユダヤ人のぼくは、ある日、牢獄に入れられた。牢獄に入れられた理由は、ぼくがユダヤ人だから。ぼくはなにもしていない。なのに、どうして部屋にガスが充満しているの?』

俺は絵本を閉じた。奴隷の立場である俺にはよく理解できる内容であった。俺は、差別について共感できる人がいてよかったと思った。しかし、目的の本ではない。俺は改めて武器についての本を探した。図書館を一周してみたところ、児童書コーナー、歴史コーナー、小説コーナー、魔法事典コーナー、専門書コーナー、その他 がある。

(さすがに武器コーナーなんてものはないよな。ならば、専門書コーナーか?)

俺は専門書コーナーに向かった。料理や機織りなどの家庭的な本もあれば、法律大全集などもある。その中に、武器の作り方が書かれた本があることに気がつき、俺は本を手に取り、その本を開いた。

『武器作りの基本 材料は金属 強力な武器を作りたいなら付与用の魔石もあるとよい なお、武器に直接魔法を付与してしまうと金属に負担がかかってしまい、壊れやすくなってしまう 鍜冶で使うものは頑丈な土台と…』

俺は本を閉じた。とても分かりやすい本である。しかし俺は、材料しか持っていない。土台などを購入したとしても森の中にある家まで持ち運ぶことは難しい。やはり、鍛冶屋に行くことが確実だと感じてしまった。さすがに手ぶらで帰るのは気まずいので、何かしら借りてみることにした。


魔法事典コーナーに行くと、魔法の使い方について載っている本が多くあった。しかし、読んでみると知っていることだらけで面白くなかった。


歴史コーナーに行くと、歴史について触れている様々な本があった。古文書まであるが、読めないので真っ先に候補から外した。


なかなか借りる本が決まらなかったため、俺はオススメの本を2冊手に取り、一冊目を開いてみた。

『遥か昔、この世界にはヒト族は人間しか存在していなかった。ある日、人間から突然変異した種族が登場した。その種族は魔族とエルフである。この3種族のことをまとめてヒト族と呼ぶようになった。始めは種族関係なく仲良くやっていたが、いつからか、種族ごとの違いに気がついてしまった。人間は知力が高く、エルフと魔族は寿命が長い。また、魔族は妙な術が使える。それが今の魔法である。人間とエルフはなんとか和解していくことに成功したが、魔族と人間は仲が悪いままであった。いつしか、人間、エルフと魔族の間には境界線が引かれることとなった。そして、魔族の使う魔法に対抗して、人間とエルフも魔法を使えるよう試行錯誤をしていき、今の魔法がある。その後は種族も増えていき、エルフドワーフなどは亜人と呼ばれるようになった。また、魔族も増えていき、ツノとしっぽと翼が生えた魔族を悪魔族としている。』

本を閉じ、二冊目の本を開いた。

『神は存在するのか。例えば、アマテラス教会では、何度か謎の光が目撃されている。これは誰かが光魔法を使ったのか、あるいは…。また、魔族の数が勝手に減っていることがある。これは魔王が消え、魔族の勢力が下がったときに起こる現象である。しかし、勇者が魔王を倒したとなれば、報告をしないはずがない。名乗り出れば国から報酬がはずむ。そこで、学者は我々に見えない何かがあると結論付けた。アンデッドが魔王を倒すわけがない。そうなると、やはり未知の何かが…。』

本を閉じ、俺はこの二冊を借りることにした。二冊とも、とても興味深い本であると確信して、受付に本を持っていき、本を借りに行った。

人間側→人間、亜人(エルフ、ドワーフ)、人魚など

魔族→悪魔族、吸血鬼、オーガ、獣人など

人間と魔族の区別は固法が光か闇かで決められている

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