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特訓3

今日は休日だ。といっても今日は勉強をしないだけで特にやることがない。しかし用事は突然に…。いつものように俺は朝食のグラタンを食べていると、

「今日は新人アーティストのデビュー日だ!しかもこれから大物歌姫になるぞ!」

朝っぱらからファビの大きな声が聞こえてきた。二階のファビの部屋から叫んでいるらしい。

「?!アーティスト!」

「また占いのことっぽいからエディ、気にすることはないぞ。」

「え、でも…」

「そうですわよ。あんなの、頬っておいて問題はありませんわ。」

エアナとレルガはそう言って俺を止めた。エアナは紅茶を作っている。レルガは武器の手入れをしている。二人は今の会話で手を止めることはなかった。そして、いつものように呆れた顔をしていた。俺はそれを見て諦めて沈黙してしまった。俺が気になっていたのは、占いのことではない。アーティストのことだ。

(あのとき俺が助かった理由はあの歌…かもしれない。むしろあの歌以外に心当たりがない。国中の歌姫を調べれば何かわかるかもしれない。)

「みんな!ほら!これ見てよー!このカードを!スターのカードだぞ!」

ファビは降りてきた。そして、カードをみんなに見せながら近づいてきた。

「…。」

「みんな酷いな!ほらレル!」

ファビはレルガの正面にカードをかざした。

「ほらほら」

「あーーー!うっせぇな!そんなに気になるならエディと行け!社会勉強にもなるからさ!」

そう言ってレルガは机を叩いて立ち上がった。エアナは紅茶をティーカップに注いでいたが、今の衝撃でこぼしてしまったようだ。しかし、エアナは真顔で雑巾をとりに行った。見たところ、これが日常らしい。いや、この家に来てから1ヶ月も経っているのに慣れていない俺の方がおかしいのか。

「そんなに怒ることでもねーだろ?」

「はぁ…。」

あーこっち来る。貴族たちに

「エディくーん!レル反抗期っぽいから一緒に行かない?」

「いいですよ…。」

ということで、俺は街に行くことになった。俺は貴族内で顔が割れている。見つかったら面倒だから俺はフード付きの黒いパーカーを来た。

(これで多少は誤魔化せるだろ。)

「支度できた?」

「はい!」

「じゃあ、行ってきます!」

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