特訓1
俺は生活学校に通っていないため、魔法の知識も文字もなかった。このままでは生活が不便であるが、この問題はすぐに解決した。
「生活学校で学ぶことを教えてやる。」
「私もお手伝いさせていただきますわ!」
「我々に任せろ!」
「これが火魔法、これが水魔法ですわ。」
俺はエアナに魔法を、ファビに知識を、レルガに剣術を教えてもらうことにした。エアナは火魔法、水魔法を俺に見せてくれた。
「エディは学校に通っていない割には、魔力がずいぶん高いような気がしますわ。」
「そ、そうですか?ありがとうございます…。」
ただ、何かが足りない。勉強も分かりやすい。魔法も剣術も上達している。
「我が占いは『独自性創作魔法』略して『独法』と呼ばれる魔法だ。『独法』とは、気力とイメージを引き出して自分なりに新たに魔法を作りだしたものだ。しかし、独法を作りだすのには膨大な魔力が必要だ。そのため、使える者は少ない。」
「ファビなんか占い魔法を作るのに3年くらいかかったらしいぞ。」
「へ、へー… そうなんですね。」
学校といえば『友達』だと聞いたことがある。言われてみれば、俺に友達はいない。強いて言うならナーラくらいだ。
俺とレルガは木刀を持って庭に出た。庭は、森の中なのにキレイな花が整理されて咲いている。
「さあ、こい!」
レルガはそう言って木刀を構えた。俺は即座にレルガの腹を狙って木刀を振り下ろした。
「当たった!」
と思ったが、木刀で防がれてしまった。しかし俺は諦めない。前回はこれで終わってしまったが、今回は付与魔法で木刀を強化して、ゴリ押しでレルガの木刀を弾いてしまった。
「チャンスだ!」
さすがのレルガも焦って木刀を拾おうとした。それを俺は見逃さない。俺は木刀で迷わず左腕を狙った…。はずだった。
「あれ?」
俺はなぜか木の上に寝ていた。そして、なぜか下からレルガの声が聞こえる。俺は枝を掴みながらゆっくりと木から降りた。ふと見下げると、
「悪いな…。思わずスピードブーストを使ったらこうなった…。」
と言い、レルガは自分の頭を触りながら苦笑いしていた。
「しかし強くなったもんだな。よくやった。」




