異世界移住で物件探し
佐藤タケル(36)非正規雇用異世界に移民する。
俺は漫画喫茶で働いている。時給1100円で週5日働いていた。どんなに働いても将来が見えなかった。結婚、子育て、老後どれも明るい未来が見えなかった。
そんな中政府の方針で進められたのは異世界移民政策である。今は東京と異世界の間に鉄道が走っている。異世界に移民エリアがあり、そこに150人移住することができるというのだ。
どうせ将来の希望なんてないロスジェネの俺はこの移民政策に応募したのだった。これは今でも正しい決断だったと思っている。なぜなら俺は今とても幸せだからだ。
佐藤タケル(36)非正規雇用異世界に移民する。
俺は漫画喫茶で働いている。時給1100円で週5日働いていた。どんなに働いても将来が見えなかった。結婚、子育て、老後どれも明るい未来が見えなかった。
そんな中政府の方針で進められたのは異世界移民政策である。今は東京と異世界の間に鉄道が走っている。異世界に移民エリアがあり、そこに150人移住することができるというのだ。
どうせ将来の希望なんてないロスジェネの俺はこの移民政策に応募したのだった。これは今でも正しい決断だったと思っている。なぜなら俺は今とても幸せだからだ。
異世界に移動して一番最初にしたのは家探しだった。帝都の物価は日本の10分の1で月15万稼ぐだけで日本では考えられない物件もある
街の不動産屋の娘が最初に紹介してくれたのは湖の近くのログハウスだった広さは3LDKといったところ
だろうか? キッチンには魔導コンロが備え付けられており、冷蔵庫も風呂トイレ別々だ。庭には家庭菜園ができそうなスペースもありなかなか快適そうだ。
「ここならおすすめですよ」
娘さんはとても可愛いらしい女の子だった。
部屋の中を見て回ると金髪のメイド姿の女性がいた。
年齢は20歳くらいだろうか? すごく可愛らしくてスタイルもいい。
「彼女は家政婦です。掃除洗濯料理なんでもできますよ」
そういって紹介された。
「はじめましてご主人様よろしくお願いします」
挨拶をされてドキッとした。顔立ちは日本人離れした美しさがあるし、なにより胸が大きい。
思わず見つめていると彼女は不思議そうに首を傾げた。
「どうかなさいましたか?」
「あ、いえなんでもありません」
慌てて視線を外す。
「今日からこちらに住むことになりました佐藤タケルといいます。よろしくお願いします」
「私はアイリスと言います。こちらこそよろしくお願いいたします」
「この物件の値段はいくらなんです?」
町娘は書類に目をやる
「日本円で2万円になります。」
「やっす。」俺はあまりの安さに耳を疑ってしまう。
「メイドさんは」
「もちろんついてます。」
「メイド付きで3LDKの戸建て、」
東京じゃ駐車場も借りれないよ。俺はこの物件に決めた。
こうして俺たちは帝都で暮らすことになったのだ。
異世界の物件をさがしていた佐藤その物件には驚くべきものが付いていた。