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転生人類神話 元人間のゴーレムの異世界巡り  作者: 赤コーラ
第二章 太陽神国 高天ヶ原編
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第七十三話 蠢く者達


場所は、ある丸太小屋、その中心に木の椅子に座り、3人のヴァルキリー ゲル ヘルムヴィーケ グリムゲルデに頭を垂れさせている、その者は、長い尻尾で身体を覆い、その尖った耳に幼い容姿を持った男は椅子をギイギイといわせて、欠伸をしている


「磯際で船を破るというじゃんさぁ、そんなだから失敗するだろうさぁ、ねぇ、ゲルちゃん」


「ごめんねー、哀ゲルに任せたわたーしのミスだよー」


「先についたからってのもあるけどさぁ、グリムゲルデ、お前さんのあの狐のせいでもあるのではないかなぁ?」


男は尻尾を伸ばして、グリムゲルデの首を絞める、グリムゲルデは苦しそうにうめき声をあげる。


「ガァ―――すみません――こっんどは失敗は――しません」


「・・うむ、許そう!」


男は尻尾を解いて、再び、胴体に巻き付ける、グリムゲルデは解放されて、咳き込むがすぐに膝をついて、頭を垂れる。


「今回の♪、私たちの♪任務は♪、エンかシルニアとかいうやつの♪捕獲だったっけ♪、ねぇ、ヨルムンガンドさん?」


「・・二兎追うもの一兎を得ずとも言うしねぇ、その辺はどう思うかい?・・お前さんは」


ヨルムンガンドが後ろの下のほうに目を向けると、そこから木の床に突き破り、1人の女が姿を現す、その女は、褐色の肌で、土色の髪をなびかせて、妖艶な雰囲気を漂わせている。


「わたくしのような者に何か御用で?」


「確か・・、キシャルという名だったかぁ、1つお前さんに頼みがあるのだが」


「何か?」


「それは――――」


「なるほど・・それくらいなら構いません、わたくしめはマルドゥク様より手伝えと言われていますしね」


「それは良かった・・それじゃあロキのヴァルキリーども、これから楽しくなるぞぉ!はははは!」



場所は、エンの高天ヶ原での家に移る、そこでは机を囲んで、エンからシグラントとリーヴァに今回の報酬を渡していた、2人は少し困惑していた。


「あの・・これは?」


「今回、貴方方が魔物と親玉を倒した、だから報酬は貴方達に渡すのが普通かと」


「律儀ねぇ・・わかったわ、言い争うのも嫌だし貰っておくわ、ありがとうね、エン」


「どういたしまして、それで、どうしようかねぇ・・暇ではあるな」


「ふむ・・なら、シルニアとどこかに行くというのはどうだ?」


「何処かにって・・何処に行けばいいんだよ」


「なんの話をしてるの?」


そんな時に、シルニアが近づいてくる。


「あぁ、シグラントさんから、何処かに行ってこいって言われたな、シルニア、どうする?」


「・・・そうね、なら少し気になっている場所に行きたいのだけど・・」


「気になっている場所?、まぁ良いけど」


「それじゃあ、決まりだな、行ってこい」


シグラントはエンの背中の叩いて、シルニアと一緒に向かわせる、


「それじゃあ、行ってくるね、シグラント兄さん、リーヴァ姉さん」


「あぁ、いってらっしゃい、シルニア」


「行ってこい、シルニア」



2人が、向かった数分後、狐理が買ってきた物の整理から上の階から降りてくる。


「エンー、この後は・・あれ?」


「あぁ確か、お前は狐理だったか」


「アナタは・・確かシグラントとリーヴァだったけ?」


「えぇ、そうよ・・少し話をしない?」


「ふむ、わかったわ、少し話しましょう」


狐理はシグラントとリーヴァの反対側の椅子に座って、話を始める。


「・・・シルニアとエンについてね?」


「ほう?、わかっているなら良かった・・北欧のやつらをどう思う?」


「そうね、憎い相手ね、まぁ今のところはどうにかしようとは思ってないわ、今のところわね」


「ふーん、じゃあ次はそちらからだな」


「では1つ質問を・・アナタ達は北欧出身ね」


「「何故?」」


突然、シグラントとリーヴァから、何か雰囲気が変わる、先ほどまでとは違い、どこか殺気のようなものを狐理は感じとる。


「・・ワタシ、嗅覚が良いの、何処出身とかも匂いでなんとなくわかってしまう・・アナタ達からは旅をしていて、いろんな匂いがしてくるけど、ヴァルキリー達から似た匂いを感じたわ」


「・・・そうか、それはまた」


「えぇ、凄いわね・・」


「別にワタシからは何もそのことを話さないし、良いのでは?・・ワタシも命を失いたくはないわ」


「・・そう、じゃあこの話は終わりね」


「そうしてくれるとタスカルわ」


しばらくすると、エンとシルニアが帰ってくる、その様子は少し焦った様子だ。


「どうした?」


「・・・何か巨大な何かが高天ヶ原の後ろに出来ていた」





ざっくりとしたことわざ説明


磯際で船を破る 意味 完成間際で駄目になる


二兎追うもの一兎をも得ず 二頭捕まえようとしてどちらも捕まれないこと。

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