第七十話 新たな仲間 その実力 前編
ケルト編よりは多分早めに終わる・・と、思いたい(´・ω・`)
「急にどうしたんだ?、えっと、狐理?」
「はい!、今日は、一緒にお買い物したいと思って誘いました!、あのお家には、レイゾウコもありますし、買い溜めも良いかと思います」
あの依頼から、1日経ち、狐理はエンとシルニアをつれて、買い物に向かっていた。
「えっと、何故私も?」
「アナタのほうがショクヒンのことをよくわかっていると思い、渋々つれてきました!」
「渋々なんだ・・そういえば、耳と尻尾はどうしたの?」
言われた通り、今の狐理には頭の耳 そして尻尾もなく、普通の少女のように見える。
「あぁ!、それはワタシの妖術で隠しているのです!、凄いでしょ?」
「へぇ、凄いですね」
「ウフフフ、ありがとうございます、それでは、到着しましたので、選んでいきましょう!」
「テンション高いなぁ、まぁ良いが」
エンとシルニアそして狐理は市場をまわっていく、
「あっ、これ良いですね、新鮮ですし、この野菜エンは好きでしたよね」
「んっ?、あぁ胡瓜か」
「キュウリ?」
「狐理は知らんのか、まぁ俺の好物の1つみたいなものだ」
「なるほど!、わかりました!」
そんな感じで、3人は市場をまわっていった。
「ふぅ・・・両手いっぱいに買ってしまったな、まぁあの家の冷蔵庫は結構大きいから良いんだがな」
「今日は楽しかったです!、エンさ! シルニア!」
「それは良かったな」
「えぇ、本当に良かったわ、さぁ帰りましょ」
「―――あのー・・そのー・・ちょっとー」
3人が帰ろうとした時、後ろから声をかけられる、その声は怯え、震えていて、振り返るとそこには、青色の髪の煤けた服の少女が立っている。
「あの・・俺に何か?」
「あぅ・・すみませんー、わたしー、哀しくて・・うぅ」
突然青髪の少女は涙を流し、踞る、その様子を他の人達は心配そうに見始めた。
「ちょっ!、なにさ!?」
「うぅ・・その手をとってくれませんかー?」
青髪の少女は、踞りながら、右手をエンに向ける。
「ん?・・立てないのか?」
エンは、その手をとろうとした、が 狐理が先にその手をとる。
「何を―――」
その瞬間、狐理と青髪の少女の姿が消えていく。
「えっ!?、何が起こってるの!?」
「落ち着いて、シルニア エン、先に帰っていて、後でワタシも帰ってくるから」
それだけ言うと、狐理と青髪の少女の姿が完全に消えた、まわりにいた人達は驚き、『まじっくってやつか?』という話が聞こえ、一部の人は拍手などをしている。
「なんなんだ、いったい、狐理は何処に消えたんだ?」
「・・・それで?、ワタシをこんな場所につれてきて、何かようでも?」
狐理は、殺風景な、暗い青い光が天から降ってくる、不思議な空間に立っていた、先ほどからその左手は青髪の少女の右手を握っている。
「うぅ・・うぅ、哀しみ・・わたしーは貴女ではなくー、エンを連れ込もうとしてたのにー、こんなの哀しくて涙が出ちゃいますよー」
「そうか・・・では聞こう、オマエはヴァルキリーだな?」
「・・・なんでー?」
「ワタシ一回、オマエみたいなやつと会っていてね、気配とかそういうのが、グリムゲルデ、だったっけ、そいつと同じものをオマエに感じてね、それと、いい加減、そういうのやめろ」
「うぅ・・ごめんなさい、わたしー・・」
青髪の少女は、一対の羽を生やすと、蹴りを狐理の顔に繰り出して、狐理は後方にぶっ飛んでいく。
「哀しいなー、どーうして、避けなかったのぉ?、それとも避けれなかったのー、それは哀しいなぁー」
「・・・なめるなよ、これくらいではワタシは倒せんぞ?」
そう言うが、狐理の鼻からは血が流れ、少し身体もふらついている。
「哀しいなぁー、空元気なんてー、・・・あぁそれと、一応言っておくとー、わたしーはゲル・・〈騒がしき者〉を意味するヴァルキリーだよー、こんな今のわたしーには似合わない名前でねー・・哀しくなっちゃうよぉー」
「へぇ、やっぱりヴァルキリーか、それで?、この空間は?」
「この空間わねー、わたしーの結界的なー心象空間的なものでー、手を繋いだ相手をここに引きずりこむのー、後この空間に引きずりこまれると、わたしーか貴女ーが倒れるまでわたしー自身も抜け出せないのー、哀しいよねー」
「ふぅん・・そうか」
「さて、哀しいけど・・行くね」
ゲルは、一瞬で、狐理の視界から消えたかと思うと、上から、踵落としを、ゲルは、狐理の頭にぶつけるが・・その足を狐理は掴んだ。




