第五十九話 アルテミスの日常 後編
「・・そそそ、それで?、そいつとはどんな・・」
「ん?、そうですね・・身体を洗ってあげたりしましたね」
「なん・・だと!?・・」
アポロンは驚き、椅子から転げ落ちた。
「どうしたの?、アポロン・・」
「・・そいつはどんなやつだ」
「そうね、私を守るために飛びかかっていったのはなかなか面白かったわね」
「そうか・・・ふふふ、ふはは!」
アポロンは立ち上がり、突然笑いだした。
「本当にどうしたの!?」
「ふふふ、ちょっと・・やつの所に行ってくる・・」
アポロンはドアを開き、この部屋から出ていった。
「えぇ・・ん?・・いや、もしや・・」
アルテミスは思案して、先ほどのアポロンの反応と会話を思い出す・・
「・・ヤバい、もしかしていわゆるアンジャッシュしてた?」
アルテミスもまた、アポロンを追いかけて、部屋から飛び出した。
「・・・ふふ、ついたぞ」
アポロンは13都市の宿に入る、そこで待っていたのは暇そうにテーブルに突っ伏しているエンだった。
「・・ん?、いらっしゃ・・アポロン様?」
「よぉ・・アルテミスが世話になっていたようだなぁ」
「えっ?、まぁそれなりに・・」
「外に出ろ・・、少しお話をしようじゃないか」
「・・・まっ、いいか、シルニア、ちょっと外に出て来るわ」
「わかったー」
「ふふふ・・ふふ」
「怖いな・・」
エンはアポロンにつれられて・・11都市に足を踏み入れた。
(あれ?、なんかデジャブ・・)
エンはアルテミスの時と同様に広場につくと、
「さぁ、お・は・な・し、しようか、陽神弓 アポロ!」
アポロンのその一声と共に、その手に月神弓に似た形の弓が空から降ってきて、アポロンの手に収まる。
「そして・・神力解放!」
さらに、アポロンのまわりに赤いオーラが現れて、アポロンのまわりの地面が溶解を始める。
「えっと・・俺何か悪いこと・・」
「問答無用だ!」
アポロンは空に向けて矢を放つ、その矢は分裂して、炎の雨となってエンに降り注ぐ。
「〈太陽神の涙〉!」
「うおっ!、やばっ・・」
エンは何重にも重ねた土の壁を形成して守ろうとするも、その土をも溶解してしまう。
「嘘だろ!?」
「死ねぇ!」
「ちょっと待った!お願いします!、アテナ様!」
その炎がエンに当たらんとした時、エンのまわりに透明な結界が出現して、その炎の雨を防いだ。
「まったく・・これはどういう訳だ、急に呼ばれて来てみれば、全力でアポロンがエンを倒そうして・・」
「邪魔をするな!アテナ!、こいつとは・・」
「それ、勘違いだから!」
「・・・なんだと?」
「犬!、犬の話なの!」
「犬・・いぬ?」
アルテミスはアポロンにその犬を見せた。
『わん!』
「犬か・・・犬かぁ・・」
アポロンは力が抜けて、神力を解き、弓をその辺に投げ、仰向けに倒れた。
「なんだぁ・・お前らそういう関係では無かったのかぁ」
「それは・・うん」
「・・・なんだったんだよ本当に・・」
その後アルテミスは詳しい話をアポロンにしてエンに謝らせた、本当に・・なんだったんでしょうね・・。
また遅くなりすみません・・(´・ω・`)




