第五十二話 ケルト最終決戦 VSフィンリル 前編
ケルト編 最終戦、スタートです!、オリンポス編よりかなり長くなったなぁ(´・ω・`)
ルーのその姿は緑のマントを身に纏い、マントには白銀のブローチが胸にし、その白肌じかに純金で赤刺繍した王風の膝まで届く絹チュニクを着ていた。
「・・・さぁ、始めようか」
ルーは空中から急降下して、手に大剣を顕現させて、それをフィンリルの頭目掛けて振るう、
「はあぁぁ!」
フィンリルはそれを片足で防いでみせたが、そのままルーは押し込んで、ケルトの外まで、ぶっ飛ばした。
「ここなら、思う存分、戦えるものだ」
「 良いぞよ お前を 倒して、腹を満たそう・・オーディン!」
その名を呼んだ直後、腕の拘束が解け、フィンリルは遠吠えをあげた。
「さぁさぁ、始めよ ここから 50%だ!」
その時、モリガンの持っている計測のルーンのフィンリルのステータスが変化した。
「・・攻撃力が一気に30000!?」
「さっ行くぞ!ルーさんよ!」
フィンリルは、獣のように伏した後、一瞬でルーの後ろに回り込み、その首筋に噛みつこうとする、
「やはりスピードはそこまでか」
それをルーは背中から光の槍を造り、フィンリルを後方にぶっ飛ばす、しかし槍は1ミリほどしか刺さっていない。
「やはり、少し硬いな、生半可の武器では傷は少ないな」
そう告げると、ルーは懐から転移のルーンを両手に握りしめてそれを割った、すると右手に白銀に輝く片手剣 左手には先端が5本に分かれた槍を持った。
「一応教えとこう、右手の剣の名はフラガラッハ左手のはブリューナク、このルーの神器だ」
「へぇそう、じゃあさぁ、見せてよ」
「あぁ、見せてやろう」
ルーは駆けて、フィンリルに近寄り、右手のフラガラッハを振るう、それをフィンリルは右に避けるが・・フラガラッハは不自然な挙動で、フィンリルに追いかけて、右肩を切り裂いた。
「なっ!?・・ちぃ、なんだよ その武器」
「フラガラッハ・・アンサラー、応える者とも意味しており、相手に自動で追尾して、相手に必ず切り裂く魔剣とも言われるものだ」
「恐ろし なんとも 面倒 」
「さぁ、行くぞ!」
「・・・凄いな、あの2人・・」
エンは2人を見て・・自分も戦いたいという思いがあった。
「俺も、戦いたいな・・」
「やめておけ、エン、このセレーネ様にも勝てない貴様ではあの戦いに混ざれないさ」
「そうだけどさ・・」
「黙って、今回は見ていろ・・」
「そうだな・・ん?」
(――聞こえる?)
エンはどこからか、声が聞こえてくる
「・・誰だ?」
「どうした、エン?」
(――飼育場 戦闘場で待ってるね・・)
「なぁ、ヴァハだったか、飼育場はどの辺りだ?」
「えっ?、確かこの先の右曲がって、左行って真っ直ぐいった場所にあると思うけど・・」
「・・・セレーネ、ちょっと俺、行ってくるわ」
「えっ?、おい!」
エンは、声が言った飼育場に向かって走った。
―――そして、エンは飼育場の戦闘場に足を踏み入れた、そこいたのは・・、何人ものエインヘリアルを相手しているメデューサだった。
「この・・・これで終わり!」
メデューサは髪の蛇で残りのエインヘリアルの胸を貫くとその身体を霧散させた。
「・・ふぅ、終わった 終わった・・ん?、エン、何でここに・・」
「いや・・なんかここに来いと言われたから」
「はぁ?、なにそれ――」
「・・よく・・来てくれたね・・・その・・エン君」
そのか細い声がどこからか聞こえてくる。
「えっ!?、なにっ!?」
メデューサは驚き、まわりを見渡すも人影を見つからない。
「何者!、姿を現しなさい!」
「ひぃ!・・・その・・怒鳴らないでくださいよぉ・・・私・・その・・小心者・・・なんですからぁ・・」
そう告げると、空の上から何処からともなくその姿を現して、地面に降り立った、その姿は他のヴァルキリーとは同じ格好ではあるが、おどおどしてるが、他とは違う美しい顔立ちとどこか神々しさを感じる。
「その・・初めまして・・私は・・その・・スクルドと申します・・はい・・」
「スクルド・・未来を司る女神ノルン三姉妹にして、ヴァルキリーでその、リーダー的存在か・・これはまた大物だな」
「よく知ってるんですね・・その・・恐縮です」
「それで・・なんのようだ?」
「えっ・・・えぇ、そうですね・・えーとぉ・・あっ、そのこれを・・ですね」
スクルドはもたつきながらも、手に白い拳ほどの大きさの球体を見せた。
「それは・・」
「これはですね・・その・・貴方の・・・力の一部が封印された・・物です」
「俺の・・・力・・」




