第五十一話 別次元の相手
「・・どうする? 計測 できるか? そのルーン 」
「・・そうさせてもらおうかな」
モリガンは相手の戦闘能力がわかるルーンを取り出し、フィンリルの能力を計測した・・そこに映っていたのは・・。
名前 フィンリル [グレイプニルにより戦闘力低下中]
攻撃力 15000
防御力 12000
素早さ 5000
魔力 1000
合計 33000
能力 人間に擬態[付与]
「嘘・・でしょ・・」
「ははは、これはヤバイな・・妾でも20000だぞ・・2倍はあるじゃないか、セレーネ、どうする?」
「・・・モリガンがそのくらいならセレーネ様もそれくらいと思ったほうが良いか・・ミント エン、貴様らは援護だ、まともに戦えないほど差がある」
「・・わかった、私とエンは援護しよう、それでいいな、エン」
「流石に突貫するつもりは無いさ・・とりあえず、生きて帰れればいいなって、思うわ」
「それじゃあ 来なさい 雑魚ども、必死でね」
「じゃあ、お言葉に甘えて!」
ミントはローブの内から、種を取り出して、フィンリルに投げる、それは樹木となって、フィンリルの身体に絡み付く。
「これなら 簡単 抜け出す 」
「そうね・・でもこれならどうかな?」
フィンリルの身体に更に、土が絡み付き、土と木が混ざっていき、フィンリルを覆っていく。
「「合魔!〈土木縛鎖〉」」
「・・・猪口才 人だな 貴様ら」
フィンリルはそれを、足だけで、壊して見せた、
「これだけ?・・・モリガン セレーネは?」
フィンリルが木と土を払いのけた後、視界にはセレーネとモリガンの姿が消えていた。
「悪いけど・・出し惜しみしないからね」
「この、セレーネ様の本気、見せてやろう、ミント モリガン 急いで離れろ!」
フィンリルは声がした空中を向くと、そこにはセレーネは冷気を纏った青い球体 モリガンは矛槍の先端に熱気を纏った赤い球体を、
「・・なんだね? 」
「「合魔!〈女神の氷炎獄〉」」
セレーネとモリガンは同じタイミングでその球体をフィンリルに投げる、それがぶつかると、巨大な氷と炎が混ざった爆発が起きて、この大陸を破壊していく、すぐに逃げたミントとエンにも当たりそうなくらいに、凄まじい威力ではある、
「うぉぉぉ・・とぅ!」
ミントとエンは大陸から飛び降りて、エンは土の羽を生やして、ミントを抱えてケルトがある地上に向かう。
―――そして、2人は地上に降りた、そこには、ほとんどのエインヘリアルを倒した、ケルトの兵士と戦士達とヴァハとペルセウスの姿があった。
「おぉ、結構倒したな、そろそろ終わりか?」
「おっ?、エンか、俺様の活躍もあって、エインヘリアルはそろそろ全滅するぞ」
「それは良かった・・さて、あっちはどうなって――ヤバ」
エンが上を向くと、そこには落ちてくる北欧の大陸が目に入った
「総員退避ぃ!」
エンの一声で、ケルトの兵士戦士達はケルトの中に入っていった、全員入った、その数秒後大陸は地上に降り、大量の土煙を出して、砕け散った、幸い、ケルトは結界によって、被害は無かった。
『ひぇー・・、これは凄いな』
『だが、大陸が堕ちたってことは、あそこにいた北欧のボスが倒れたってことだろ!』
兵士戦士達の喜びは、すぐに消え去った、土煙がはれて、そこにいたのは、フィンリル、
『なっ!?・・なんだアイツは!』
「・・・これだけ? モリガン セレーネよ」
そして、膝をついたボロボロのセレーネとモリガンだった。
「化け物ね・・、このセレーネ様に膝をつかせるとは・・」
「予知が無かったら、妾何回か死んでいたわね・・まさかここまで死の未来を見ることになるとは、流石は北欧の神喰らいと言われているだけはあるというものか」
『そんな・・モリガン様がおされているなんて・・」
その姿を見て、兵士戦士達は狼狽し始めた。
「どうした? まだ頬 怪我させ ただけだ! 攻めろよ 攻めろよ!」
「セレーネ!、武器でなんとか胸を防げ!」
フィンリルは、一瞬で、2人に近づき、同時に2人に胸に向かって蹴りを放った、そのまま2人はケルトの結界内に入って仰向けに倒れた。
「ぐっ・・、」
2人はなんとか持ってる矛槍と弓で防いだが、どちらも折れてしまっている。
「心臓 潰せた 思ったん やはりな 中々 しぶとい」
フィンリルはケルトのほうに突っ込んでくるが、結界に阻まれて入れない。
「・・邪魔だな 結界は 壊そう」
フィンリルは蹴りを放った、それをくらった結界にヒビが入る
『嘘だろ!?、今まで傷1つつかなかったルー様の結界にヒビが入るなんて!?」
そのまま何度も繰り出していき、ついに・・結界に穴が空いた。
「ふうふう・・中々 頑丈 だったわね だけどね これでね ケルトに 入れる」
『お・・おしまいだぁ・・ケルトは・・』
フィンリルが、ケルトに足を踏み入れた直後 空からフィンリルに向かって、光の槍が降ってきた、
「なにごと!」
フィンリルはそれを足で弾いてみせた。
「・・・貴女が・・フィンリル、北欧の犬か」
「犬とは 失礼 大狼 それがね 私の 種族だ」
フィンリルは上を向き、先程の攻撃を放った空中の相手を見据える。
「・・・ケルトの 現在 国王 ルーだな」
「いかにも・・私こそ、ケルトの現在の王 ルーだ」
「良かった これなら 楽しい 戦い なりそう」




