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転生人類神話 元人間のゴーレムの異世界巡り  作者: 赤コーラ
第一章 ルーン魔法国 ケルト編
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第四十八話 激闘 VSゲンドゥル 後編


「―――さぁ、これがワタしの全力、倒せるなら倒して見せよ、オリンポスの女神 セレーネよ」


そう告げて、ゲンドゥルは視線を上に持ち上げる、そこには空中に浮かぶセレーネの姿が目に入る。


「・・・流石ね、まさかこのセレーネ様に傷をつける相手が、オリンポスの神々以外にいたなんてね」


「ははは、それハ、良いことをキイタな」


「・・・1つ貴様に聞きたい・・・貴様は何を持ってこの戦いに挑んでいる?」


「・・そうだな、オーディン、我が主、我が父の願いのためにワタシ達は命を力を、捧げる覚悟で、貴方に挑みましょう。」


「・・そうか、では、こちらも本気ではないと、失礼だな」


セレーネはその月神弓を、


「〈神力〉・・・解放!!」


自らの腹に突き立てた。

その瞬間セレーネの身体から眩い月のような光が冷たい冷気を伴い吹き出し、コロシアム全体を包んでいく。


「なっ!?、なんだぁ!?セレーネさんが自決したと思ったら、目も開けられないほどの冷気と光が放たれたけど!」


「コンラだったか・・今すぐ離れよ、これは命令だ」


「・・わかったよ、こんな戦い、僕にはついていけそうななさそうだ」


コンラは走って、この場を後にした。


「さぁ・・始めようぞ」


いつの間にか、刺さっていた弓は何処かに消えて、残ったのは、煌めく白銀の傷跡、それは脈動し、明滅しており、その素肌と髪には、冷気を発している。

先程までの魔力とも違う、何かが彼女の中から発されている、いったい彼女の身に何が起きたのか、そう疑問に思った瞬間。

セレーネは弾丸のような速度で、一気にゲンドゥルに近づきゲンドゥルを見上げて、


「これくらいは防いでみせよ」


まるで、巨大に見える錯覚を受ける、その拳をゲンドゥルの胸に目掛けて放つ、普通ならこれくらいの普通の拳、防ぐ必要は無いが、この拳は防げと脳が警告する、ゲンドゥルはその鍛え上げられた腕をクロスして、その拳を防ごうとする。

そしてそれが当たった瞬間想定を上回る硬く重い衝撃がゲンドゥルの身体全体に響いてくる、そのまま吹き飛んで、天高くまで飛んでいった。

なんとか、止まって、その羽で中に浮かび、防いだ腕を見る、その腕は、拳の跡が凍っている、肉も骨も凍っていることだろう。


「がっ!!・・クソが、そういうことか」


「ほう?・・聞こうか、貴様が気づいたことを」


「・・抑えていたな、その本来の力を」


「ふーん、今まで気づかなかったのか」


「神力・・オーディン様にもある神だけが持つ特別な力、今まで使えないと思ってはいたが、なるほど、月神弓は攻撃手段でもおり、力を封印する役目を持っていたのか」


「正解・・では、挨拶代わりの一撃を耐えた貴様に、敬意を込めて、セレーネ様の神力を見せよう」


セレーネは手のひらに月のような巨大な冷気を伴った光の球体を作り出してそれを、


「真―――〈絶対なる(アブソリュート)(ムーン)〉」


ゲンドゥルにぶつける、それをゲンドゥルは白い炎の壁を張るも、それは壁にもならず、貫通して、ゲンドゥルに直撃する。

そのまま、ゲンドゥルはコロシアムの地面にぶつかり、


「〈炸裂する月(クラッシュ・ムーン)〉」


セレーネがそう言うと、球体は爆発して、コロシアム全体を凍らせた。


「・・・無事か?」


その直撃をくらった、ゲンドゥルは・・・立ち上がった。

だが足は震えており、身体の至るところが凍傷で赤くなっている。


「危なかった・・魔力の全力の壁を作っていなかったらやられていたな・・」


「そうか・・これくらいでやられている程度のやつではないことはわかってはいたがな・・そして・・」


ゲンドゥルは片手を上げて、空に羽ばたく。


「これが、ワタシの全力の魔法だ」


片手にコロシアムほどの巨大な球体を作り出す、


「・・それに応えよう、このセレーネ様も全力で」


セレーネの片手に、弓が、もう片手には矢が顕現して、その弓で矢を引く、すると、矢にセレーネのまわりの冷気が収束して、まわりの地面に氷の山が形成されていく。


「滅ぼせ!――――〈天使の神罰(てんしのしんばつ)〉!!」


「〈偉大なる (マジスティ)月女神の(アルテミス)極射(スナイプ)〉!!」


互いの全力の一撃が放たれた。

ぶつかる、白い炎の球体と冷たい光の衝突それは―――。

拮抗せず、白い炎の球体を貫いて、冷気がその炎を消え失せた、


「・・・見事だ、セレーネよ」


そう告げると、矢はゲンドゥルの近くで、爆発して、巨大な氷の山となった。


「・・・強かったよ、ゲンドゥル、貴様はセレーネ様が戦ったやつらの中でも中々の強さだった」


セレーネは、凍ったゲンドゥルに背を向けて、この場から去ろうとした、その瞬間―――山は一刀両断された。


「なっ!?・・」


セレーネは振り向き、山を見る、そこにはゲンドゥルの姿はなかった。


「・・誰だ?、この山を切り裂いてゲンドゥルを取り出したやつは・・」


ゲンドゥルの行方を思案しつつ、セレーネはこの場から去った。














VSゲンドゥル終わり!・・・中々大変ではあった・・・あっ、土日は1話投稿です、すみません(´・ω・`)

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