第四十三話 再戦 VSフェルグス 後編
そろそろ土日2話投稿やめようかな・・(´・ω・`)
「さて・・これを凌げれば、おぬしの勝ち、出来なければワシの勝ちだ・・行くぞ」
「・・こい!、フェルグス・マック・ロイヒ!」
「あぁ!、行くぞ!〈俊足〉!」
そう言うと、フェルグスの両足が光だして、次の瞬間、その姿が消える。
「マジか・・!」
エンは咄嗟に後ろに振り向き、その剣で、腰に迫る、カラド・ボルグを防いで見せたが、そのまま横にぶっ飛んで、訓練所の壁にぶつかり、クレーターが作られる。
「はは、痛いな・・痛い?」
先日の記憶を思い出して、どうやら痛覚が出来てしまったようだ。
(おいおいおい、それだともし破壊されたら・・)
下手したら、気絶か死ぬかですね。
(マジか・・、でもフェルグスの魔力は確か100だったはず、つまり、何分か耐えれば、俺の勝ちか・・それに痛覚があることはフェルグスには――)
「どうした?、腰を押さえて?、もしや痛いのか?」
(はいもう気づかれてしまったよ・・)
「まぁ良い、さぁ何とかしてみよ!、エン!」
再び、消え、いや速すぎて、消えたように見えるのだ。
(説明ありがとう、気づいてはいたけど)
「さて、今度は・・上か!」
「はは!、戦士の勘か!、だが!」
何とか、上から振り下ろされる、カラド・ボルグを剣で防ぐも、剣を持ってる右腕が折れてしまうが、カラド・ボルグは身体を少し傷つける程度で済んだ。
「この・・程度!、〈巨人の剛剣〉!」
フェルグスの下から垂直に、巨大なうねうねとした形の剣が伸び、フェルグスの胸に直撃して、空高くまでうち上がる。
「まだ―――まだまだぁ!」
フェルグスはそれでも体制を立て直して、カラド・ボルグをエンの頭に向けて伸ばしていく。
「くっ・・間に合え!」
エンは、折れた右腕を何とか、動かして、身体にくっつけた、そして、伸びてきた、カラド・ボルグを剣でそらしてみせた。
「やるな・・だが!だめ押しだ!〈剛腕〉!」
足の光が消えて、今度は、両手が光って、いなされたカラド・ボルグをそのまま、押し込んで、エンの胴体を両断する。
「いったぁぁい!!なぁ!〈土剣群〉」
それでも、エンはくっつけて、地面から、大量の土剣を造り上げて、いまだに空中のフェルグスに向けて発射する。
「うぉぉぉ!、〈鉄鋼〉!」
手の光が消えて、今度は胸が光、土剣を弾くが、何本か、刺さり、フェルグスの口から血反吐が出る、そのまま、フェルグスは落ちていくが、それでも、何とか両足で着地するも、膝をついて再び血を吐く。
「がはっ!、はぁはぁ・・そろそろ魔力が枯渇するな、それに身体もそろそろ限界が近いな・・」
「はは、こっちも痛みとでっかい魔法の使用で気絶しそうだ、それにくっつけるのにも魔力が必要で、そろそろこっちも魔力がヤバいな・・さて、どちらもそういうわけだ、殺し合いの決着と行こうか」
「殺し合い?、おぬしは地面があるなら、いくらでも復活できよう?」
「そうではあるんだが、あの一件から痛覚が復活したから身体を失った状態で気絶でもしようなら、そのまま昇天してしまうからな、つまり、フェルグス、あんたが俺の身体を破壊すれば、俺は死ぬんだよ」
「説明してくれてありがたいな・・では無駄口もこれくらいにしておこう・・行くぞ〈俊足〉」
「あぁ、行くぞ〈付加土剣〉」
エンの剣のまわりに土が纏われ、長剣に姿を変える、2人は相手をにらみ合い、次の瞬間、フェルグスはエンの懐に飛び込んでいく、・・・一閃、いや二閃、2つの剣が交差し、フェルグスとエンは背を向けあう形になっていた。
「・・・ぐっ・・」
エンは膝をついて、右腕が身体から落ちていく。
「・・・胴体を切り裂くつもりだったんだが、最後の最後にいなされてしまったな、がはは・・・見事だったよエン」
フェルグスの胴体から大きな切り傷から大量の血が流れて、仰向けにフェルグスは倒れた。
「・・・最後に1つ良いか?、何故俺なんだ?、ケルトにはルーやモリガンなどの強者がいる中で・・」
「・・・そうだな、昔な心が高鳴る、戦いが1つあったんだ、ソイツは、仲間の銃撃で死んだが、その短い時間、アイツとの勝負は・・楽しかった、強者とはでは味わえない、何かがあったんだ、お前わな・・アイツと同じものを感じたんだよ、あの闘技祭での一戦でわかったんだ・・」
「・・それは、良かったな、俺がソイツに似ていて・・」
「あぁ、フェルグスとしての神話のそった戦闘では味わなかったこの戦い、本当にワシを転生してくれた・・神様には感謝だぁ――――あぁ―――本――と――に――良か―――――」
そのまま、フェルグスは目を閉じた。
「・・・さて俺も早く他のやつらのとこ・・ろに」
エンは立ち上がろうとするが、バランスを崩して、地面に倒れてしまう。
「はは、ヤバいな、痛みで・・意識が―――」
エンはそのまま気絶してしまう、その数分後・・1つの人影がエンに近づく。
「・・・完全に気絶してるな、これなら抵抗されなくて済みそうだな」
その者は、エンを担ごうと、手を伸ばそうとしたその時、手に蔦が絡まり、それを阻まれる。
「これは・・・」
蔦が伸びてきたほうを向くとそこには、ミントが睨んでいた。
「貴方はいったい何をしようとしてるのですか?ねぇ、牛若丸・・いや、貴方は誰ですか?」
「・・・はは、某は牛若丸、日本の――」
「実はね、前の襲撃の件を怪しんで、私、その話が怪しいと思ったの、襲撃していたはずの牛若丸を置いて何故かモリガンを襲ったことをね、だから、探してみたのよ・・そしたら見つけたの―――貴方の死体を」
「・・・はは、あはっはっはー!」
牛若丸は突然、笑い声をあげると、その姿が溶けて、羽が生え、髪も白色に変わっていき、顔が仮面だったらしく、それを取ると、へらへらとした顔の少女だった。
「貴方、ヴァルキリーね」
「正解・・正解・・だっいっせっいっかっい!、わったしの真の名前っはグリムゲルデ、仮面の守護を意味すっるぅ名前でっ、オーディン直属部隊ワーグナーのヴァルキリー・・でっ?どっうっすっる?」
「面白い喋り方ね、なら面白く殺してあげましょうか?」




