第四十二話 再戦 VSフェルグス 前編
「・・・たりない、まるでたりんぞ!」
フェルグスは戦いに飢えていた、幾度も戦場に赴き、戦い、死線を乗り越えてきた、だが、それでも満たされることは一度も無かった、結果彼は老衰によって、死んでしまった、戦いで死にたかったはずなのに・・・そして彼はフェルグスに転生した、またこれで、戦えると・・・しかし、それは闘技祭で、とてもじゃないが、死を味わえるものでは無かった・・一度は戦争にも参加したが、自分を殺せる相手には出会えなかった、そして彼は思った。
「・・・死を、戦いを味わいたい!」
「へぇ、ならー、わたーしらと来ないかーい?」
「貴様は・・」
「わたーし達と来れば、すごーい戦場を用意できるーよー」
「・・へっ、良いぜ、ここにも飽きていたところなんだ」
そして、彼は、北欧の軍に加わった。
「・・・わしは思ったよ、貴様となら、殺しあいが楽しめるとわたしはそう直感した!」
フェルグスはカラド・ボルグを構える、自らを満たすため、自らが望む戦いのために。
「・・・わかったよ、フェルグス、始めようか・・」
エンは腰の剣を抜く、相手が望む戦いを満たさんがために。
2人はしばしの沈黙の後・・同時に地面を蹴った。
「「はぁぁぁ!!」」
2人と剣と剣がぶつかり、辺りを震わせた。
「ぬぉぉぉら!」
「ちっ!」
力ではフェルグスに軍配が上がり、エンを剣ごと押し込んでいく。
「普通にやりあってあんたに勝てるとは思ってなかったさ」
「ほう・・!」
エンの下の地面から、鋭い槍のような土が隆起した、それをフェルグスは押し込めるのを辞めて、それを避けてみせた。
「はは、凄いな野生の勘、いや戦いの勘かな?」
「がっははは!、小細工結構!、もっと来い!」
「言われずとも、やるつもりさ」
エンはフェルグスに指差し、すると、フェルグスの右と左の地面から土の手が現れて、フェルグスを掴んで押さえ込む。
「土手抱擁・・どうだ」
「まだまだぁ!」
フェルグスはそれを、力だけで壊して、フェルグスはカラド・ボルグを伸ばす、構えをして、それを放つ!。
「伸びろ!、カラド・ボルグ!」
「それは防げないのはわかってるさ!、本当にそれ槍みたいだな」
エンは横に跳んで、避けるが、フェルグスはそれを読んでか、カラド・ボルグをエンが跳んだほうに動かす。
「やっぱり反応が早いな!」
カラド・ボルグはエンの胴体を切り裂き、下半身と上半身が離れてしまう。
「・・この程度・・」
「なわけ無いだろう!」
さっき、両断したエンからでは無く、空から声が聞こえる、フェルグスは空を見るとそこには、羽を生やしたエンが立っている。
「土人形 、新しく覚えた魔法さ」
「これはまた、驚かしてくれるな、おぬしは」
「そして・・軍団」
そう言うと、フェルグスのまわりから、人形が形成されていき、それが、20ほど形成される。
「いけ!」
それらが動き、フェルグスを覆っていく。
「わしがこの程度で止まるかぁ!」
フェルグスはカラド・ボルグを振り回して、20の土人形を破壊してみせた。
「はぁ、どうだ!」
フェルグスは空を見ると、そこにはエンの姿は無かった、どこにいったか探すが、どこにもいなく。
「いったいどこに・・まさか!」
フェルグスは残骸の中から、一体無事な物を見つけるが、遅かった。
「ライズアップメテオ!」
次の瞬間、フェルグスのまわりの地面が空にぶっ飛び、フェルグスはその重力で、地面に伏してしまう。
「そして、巨人の怒り!」
フェルグスに、舞い上がった、土が、槍の形となって、フェルグスに降り注ぐ。
「ぬぉぉぉぉ!!」
・・・フェルグスがいる、地面が落ちてきて、そこにいたのは、土の槍が身体に刺さり、地に伏しているフェルグスの姿だった。
「・・・さて、早く他の―――」
「まだ、終わっていないぜ?」
フェルグスは立ち上がり、何事も無かったかのように、背中の槍を抜いていく。
「・・・不死身か何かか?、あんた」
「生前から、身体は丈夫でな、さぁ戦いの続きを始めよう!、存分に戦い果てようぞ!」
「・・これはまだまだ終わらせてくれなさそうだな」




