第二十七話 ミントの第三試合 VSモリガン後編
「これはっ!?」
ここに来てモリガンは初めて膝をついた。
『なっ!?、なにが起きたのでしょう!、私の眼にも、モリガン様らしき人影が突然、血飛沫を出して膝をついたように見えます!」
「これが私の杖の能力、〈促進〉、植物だけではなく、怪我なども促進・・今回はモリガン様の血の流れを促進した感じです」
「・・はん!、妾に膝をつかせるとは、やはりやるなミントよ」
「ありがとうございます」
「だが!」
左手に持つ矛槍が突如として、強く輝きだし、炎が大きくなる。
「〈炎のルーン〉!、全力解放よ!!」
炎は段々と大きくなり、コロシアム全体まで広がっていき、観客が騒ぎだす、それを司会が落ち着くよう促す
『落ち着いてください!、コロシアムのまわりにはルー様が張った結界があるので、観客の皆様には危険がないようになっております!』
「これはまずいわね・・〈盾花〉」
ミントは種を落とし、盾の形の花をミントの前に咲き、炎を受け止める。
炎が消えると、そこには霧が消え、毬栗の木や槍樹は炭になっている、コロシアムには盾花で炎を防いだミントとモリガンが立っている。
「無茶苦茶やりますね、モリガン様」
「ははは、妾にここまでさせたのはルー以来だ、さて・・もっと妾を楽しませておくれ!」
「そうですね、では・・本気のやつで行きましょうか」
ミントは種を8つほど撒くと、種は一気に成長して、それはまるで巨大な蛇のような花が姿を現し、その内で一番巨大の蛇の頭に乗った。
「〈魔蛇食人花〉ある森の生態系を壊すほど食らったと言われる私のとっておきの植物よ、そして」
続いてミントは6つ種を落とすと、それは3つは剣もう一方は盾になった。
「〈剣花盾花これが私の全力よ」
「・・・こい!!ミント!」
観客席のアルテミスは少しミントに嫉妬を覚えていた、そしてヴァハは、ミントの強さに感心していた」
「あの子・・あんなに強かったなんて・・」
「あのモリガンをあそこまで本気にさせるとは・・やるなミント、今度は私と戦って欲しいな」
2人はしばらく睨みあった後・・先に仕掛けたのはミントだった、ミントは3つの剣花を伸ばした、モリガンはそれを全て紙一重で避けて、毬栗の木に刺さってる矛槍を拾いにいく。
「やっぱり、絶対に避けれないようにしないとまず当たりませんか」
モリガンは毬栗に刺さった矛槍を抜くと、その木を踏み台に、ミントの所まで飛んでいく、そうはさせんと7体の魔蛇食人花がその牙をモリガンに突き立てんと、襲いくる1体がモリガンの身体に噛みつかんとした瞬間、モリガンの身体に鎧が現れ、それを弾いた。
「・・・転移のルーンですか」
「この鎧は私の本気の現れだ!」
襲いくる、魔蛇食人花をモリガンは2本の矛槍で焼き切り裂いていた、しかし、いくら切り裂いても魔蛇食人花はミントの促進もあるのか、すぐに再生してしまう。
「魔烏賊蔦以上の生命力ね・・!」
モリガンは下からくる、剣花を避ける、しかし、モリガンのまわりには、いつの間にか魔蛇食人花が囲んでいた、その口を開き、そこから光線を放ち、モリガンに直撃し煙があがる。
『おっと!、予知でもこれは避けれなかったか!、モリガン様に魔蛇食人花の光線が直撃する!これはもうダメでしょうか?』
「・・・いや、まだですね」
煙が晴れると、そこには右手の矛槍に巨大な火球が出来ている。
「収縮・・・発射!!」
その火球はまわりの魔蛇食人花を灰にして、それはミントのほうに発射して、ミントは咄嗟に盾花で防ごうするが、それすら、燃やして、ミントにぶつかると、爆発した。
「はぁはぁはぁ・・」
・・・ミントは、地面に落下して、倒れる。
『・・し、試合――おっと!』
試合終了の声があがる前にミントは立ち上がる、所々服が燃えているが、身体は無事のようだ。
『ミント選手無事です!、これはまだ試合はわかりません!』
「まだ・・続けるか?」
「無理ですね、もうボロボロで、種もほとんど残っていませんし・・貴方も魔力はもう残っていませんでしょ?」
「だが、まだ矛槍は振れる」
「そうですか・・・私は降参します」
『し、試合終了!、勝者はモリガン選手!』




