第十五話 ルーン魔法国 ケルト
「ケルト大闘技祭ねぇ、それに参加すれば話を聞いてくれるのか?ルーさんよ」
「―――あぁ、良いだろう」
「まじで?、やったー!」
「ただし、お前の戦士が優勝できたならの話だ」
「おう、良いだろう、ではそれではな、ルー、あっそういえば何時やるんだ?」
「2日後だ)
ゼウスは城から出ると、そこで待っていたのはアテナとシェアルだった。
「思ったより早かったな、ゼウスよ」
「おう、アテナちゃん、話し合いはケルト大闘技祭なるものに参加しないとダメらしいぞ」
「大闘技祭?、それに出るのは誰か決めたのか?」
「あぁ、エンは出そうと思ってる」
その名を聞くとアテナは少し怪訝な表情になる。
「エンだったか、やつは本当にゴーレムなのか?」
「土が、ガシガシ動くのがゴーレム以外ありえんだろ?」
「だが、やつは異常だ、話では土を操ったり、身体能力も高いと聞く、それに私が調べた限りでは神話で出て来て、うち以外のゴーレムなど、出てこなかった、いったいやつはなんなんだ」
「・・・そうだな、だが今のところ、俺達に敵対する様子もないわけだし、保留で良いだろう、それよりも不可思議なのはやつのことだろう?、実際見たが、本当に生きているとはね・・クーフーリン」
「クーフーリン・・やつは今の時代、柱に身体を縛りつけて立ったまま死んだはずだ、なのにやつは・・」
「普通は英雄、神様の転生は1人1つまで、同じ英雄が現れることはありえんわけで、まぁあり得るとしたら・・」
「日本の・・憑依術か?」
「まぁ、その話も保留でいいだろ、優勝した後たっぷりと聞けば良いわけだしな、さて、帰るか、シェアル」
「はい」
シェアルはゼウスとアテナに触れると、ケルトから転移した
場面が変わり、王城ダグザ、王室、そこでは、玉座に鎮座しているルーのまわりにケルトの英雄や神達が集まっていた。
「・・で、アイツらをケルトの祭りに参加する話になったわけで、どうする?フェルグスさん?」
「ガハハハ!、良いことでは無いか!、ケルト以外の強者と戦うとなれば腕がなるというものよ!」
フェルグスと呼ばれたゴツい鎧を着た男は大きな声で笑っている。
「うふふ、どんな男が来るのか、私は楽しみね」
「メイヴ、貴方は本当にいつも通りね」
「あらあら、モリガン、貴方も強い男と戦えるのにウズウズしてるのではなくて?」
白いドレスのメイヴと鎧の下に赤いドレスを着たモリガンは、談笑している。
「では、ルー様、我らから誰を選出する?」
「では――――」
「―――といったところだ、皆、解散」
集まっていた神や英雄が、各々の場所に帰っていった
「・・・」
ルーは玉座から立ち上がり、その裏にある扉を開ける、そこには
ベッドに横になり眠っていた、顔は若い二十代前半ほどではあるが、その身体は痩せこけ、まるで老人のような姿であった。
「・・・ダグザ様」
ダグザ、この王城の名前でもあり、ケルトにおける最高神の名の男は、その声を聞くと、口を開く。
「おぉ、ルーか、さぁこっちに来ておくれ」
目が見えないのか、その瞼は閉じたままである。
ルーはその呼び声に従って、ダグザに近づき、手をとる
「おぉ、ルーよ、外は・・外はどうなっておるのだ」
「何時ものように平和ですよ、ダグザ様」
「おぉ、そうであるか、それは・・良いことだ、早くわしも立って平和な我が国を見たいものだ」
「心配ありません、近いうちに、立ち上がれるようになれますよ、だから今はゆっくりと、お眠りください」
「おぉ、そうか・・そうか、ではわしはもうしばらく夢を見ていよう――」
言い終わると、ダグザは静かに寝息をたてた。
「今はもうしばらくお眠りください、次に覚めたとき、貴方は元気になられますので・・」
ルーは静かに、この部屋から出ていった。
ここでオリンポス編は終了!次はルーン魔法国ケルト編に突入します、後明日から二話投稿の1つは設定紹介にさせていただきます( ´∀`)




