第十二話 決戦 クーフーリン 後編
「ふぅ・・まさか私様が出てくる状況に遭遇するとはねぇ・・」
口調、声質から何から何まで違う、メイ以外の者達全員が急な変化に驚きを隠せていない。
「なっ・・なんだお前は」
クーフーリンが変化したアルテミスに問答する。
「私様か?私様はセレーネ、この者の・・アルテミスの別側面の姿であり、偉大なる月の女神様だ」
「セレーネ・・なるほどな」
セレーネという神はアルテミスとヘカテーと同一視されてる神であることをエンは知っていた。
「さて・・不遜なるクーフーリンとやらの賊よ、私が出てきたからには貴様は倒される運命である、我が元に、月神弓ルナ・ディアーナ!」
セレーネがそう言うと、先程落とした弓が独りでに浮きあがり、
セレーネの手に収まる、すると、その弓にも変化が現れ、強い青い光がしたかと思うと、弓の姿は、セレーネの身長程の長さと刃がついた、美しい弓になった。
「さて、あぁは言ったがこんな暗い場所で戦うのは私様は堪えきれんな、天井を吹っ飛ばすか」
セレーネは弓を天井に向け、矢をつけずに弓を引く、すると、セレーネの身体から、青い光が漏れだして、それは矢の形となり、
弓に収まった。
「吹き飛べ」
セレーネは矢を放つと、それが天井に刺さると、強い青い光の爆発が起きて、他の者達は目をつぶってしまう、次に目を開けたとき、天井は無くなっており、そこには空に星と半月が浮かんでいた。
「ははは、嘘だろ、ここから地上まで、どんだけ離れていると思ってんだ」
「さて、クーフーリンとやらよ、逃走か、死か、選ばしてやろう、さぁどうする?」
「・・・はっ、決まっているだろう、ゲイ・ボルグ!」
クーフーリンは幾つも刺さった槍を一つに戻し、手元に戻し、エンの頭を置いて、靴を脱ぎ構えをとる。
「今の貴様は俺が本気で殺す価値がある!俊足のルーン!、豪腕のルーン!」
クーフーリンがそう叫ぶと、足と両手にルーン文字らしきものが浮き上がり、光だした。
「コイツを受けて、死んだやつはいねぇ・・覚悟しろ」
「ふーん、そうなんだ」
「コイツっ!・・はぁ!」
次の瞬間、エンのときのようにクーフーリンの姿は消え、セレーネの後ろに現れる。
「死ねぇ!」
クーフーリンはある限りの力を込めて、セレーネの心臓突く
「アルテミス!」
エンが叫ぶ。
ゲイ・ボルグ、それは稲妻のような切れ込みがあるノコギリのような独特の形状の穂先をしている、この穂先は怪魚の骨から造られており、投げるか足で打ち出す30本に枝分かれして矢となって相手に降り注ぎ、突くと相手の体内で30本の刺となって炸裂し、刺されば相手は必ず死ぬ凶悪な戦略兵器である。
だが・・それは刺さればの話である。
「・・・これで全部か?」
クーフーリンの突きはセレーネの服は貫いているが、セレーネの身体には、まるで鋼のような堅さで刃は通らない。
「ははは・・・化け物かよ」
「このセレーネ様に向かって化け物とは、許せないことだな!」
「ぬわぁっ!」
セレーネは後ろにいるクーフーリンのほうを向き、片腕で持ち上げて、天に放り投げる、そしてセレーネは弓を引き、今度は、
矢の形では無く、まるで月のような光を放ちながら、巨大な月のような球体が形成されていく
「アブソリュートムーン!」
それはクーフーリンのいる空中に発射される、クーフーリンも対抗して、全力でゲイ・ボルグを放つも、球体にぶつかると、数秒は拮抗したものの、ゲイ・ボルグは弾かれて、地面に回転しながら、刺さる
「くっ!・・・ははは!流石だ、セレーネよ、また会えるなら今度は全力の俺のお相手してもらいものだぁ!」
球体にぶつかると、球体は天高くまでいくと、それは爆発した。
「次なんて・・・無いわよ」
これにてクーフーリンとの戦いは終結!
正直、小説素人だから、戦いの描写どうなんだろう?、ちゃんと伝わったか不安である(^_^;)




