いきなり強制結婚!青き勇者爆誕!
僕は16歳、腹黒田高校1年生、田中太郎、
今日も学校へ行ったら下駄箱に
赤マジックで「死ね!死ね!死ね!」と書かれていた。
クラスの机にも「死ね!死ね!死ね!」ほかあらゆる罵り言葉が書かれている。
中学校からつづくいじめだが、いくら先生に言っても、学校に言っても、先生はみんな理由をつけて逃げる
終わらないいじめ。もうあきらめてる。
母はパート、おやじは万年失業者で無気力のパチンコ中毒者。
安アパートの二間の家にいても、どよ~んとしてるだけ。
こんな家庭事情で高校へ行けるだけでも、上等さ。
そんな僕が、きょうも、ボコボコにクラスの不良グループに
殴られたのを生徒も、先生もだれも見ないふりしながら
通り過ぎていくのを横目でみながら、僕はハンカチで腫れた顔を冷やすと、
教科書とノートを拾い
カバンにいれると、
校門から帰路についた。
ところがいきなり校門で、なにか天から不思議な光が落ちてきて
僕は異世界へ召喚された。
*
白銀色にがかがやく大広間、不思議な魔法陣の中に僕は立っていた。
まわりには輝くいくつもの数えきれないほどの灯があった。
目の前には黄金の冠をかぶった青髪の美人の18歳くらいのお姉さんが
派手な高そうなロングドレスを着て立っていた。
青髪は高い盛髪で所々に小さな可愛い赤い花をさし、
真っ青なロングドレスはふんわりとしたスカートでたくさんの
ダイヤモンドが縫い付けられていて驚くほどすごい高そうなドレスだった。
端正な顔立ちに碧色の目、白い肌、それにダイヤモンドを散りばめた
大きな花形のイヤリング、ダイヤモンドの首飾り、
ダイヤモンドのブレスレッド。黄金の冠にはあらゆる大粒の宝石が散りばめられていた。
----たぶんダイヤモンドだろ?ガラス玉じゃないよな?
このお姉さん、何者???めちゃ可愛い女の子だけど・・・・
「はにょ~ん!」
いきなり、僕になにか光のようなものかけると僕の顔の腫れがひいた。
制服にカバンを持った僕に、お姉さんは飛びついてきた。
「待ってたわ、青き勇者さま」
「私と結婚して!」
「ええええ?!」
意味が分からない……この可愛い女の子、頭おかしい?
彼女が命令すると、いきなり数人の若い男たちがとびかかってきて、
見る間に僕は貴族の男子っぽい服に着替えさせられた。
そのまま、お姉さんに引きずっていかれ、教会のようなとこに連れていかれた。
神父のような人が荘厳な雰囲気で
なにかごしゃごしゃ言っていたかとおもうと、
「汝ら二人を神の御前に夫婦と成す。誓いのくちづけをもって夫婦の誓いと成さん!」
お姉さんは僕に、chu!といきなり、唇にキスした。
(ファーストキスもまだなのに! なにすんだ?!)
「さあ、これで私たちは夫婦よ!」
なんと、彼女はこの異世界を統べる女王アルテミシアという人だった。
永遠の18歳の不老不死の巨大な魔力を持った魔女であるそうだ。
(てことは非処女かよ?! って言ったら泣く?)
横にいた10歳くらいの男の子がそう説明した。この子は自称お小姓だと名乗った。
僕は、いきなり、この乙女の夫になった。
それはこの世界に召喚されて5分後のことだった。
そして、いきなり、魔法の鎧と剣と盾を渡された。
その鎧は青かった。
「は~い、邪悪な竜を倒してきてね」
パンパンとお姉さんが手をたたくと、数人の若い男たちが現れて、
僕はその鎧一式を着せられ、剣を腰に帯び、盾を背中にしょわされた。
お姉さんは、いきなり黄金と宝石をちりばめた高そうな杖を取り出すと、
なにかつぶやいて杖を振った。
すると青いペガサスが現れた。
僕は、男たちにそのペガサスに無理やり乗せられた。
部屋の扉が開くと、そこは広いバルコニーだった。
バルコニーの下に、ラッパをもった兵隊たちが整列していて、
一斉にラッパを吹いた。
「パッパカパ~~~ン!!」
僕はそのファンファーレと共に、
いきなり、ペガサスに乗って大空へ飛び出した。
僕は、この世界に召喚されて15分後には、
勇者になり完全武装しペガサスに乗り、
魔物討伐に向かっていた。




