閑話 (関係者な2人)
後で投稿する『後書きモドキ』から文字数オーバーで分離した閑話(会話文のみ)。
伏線(?)回収みたいなものなので読まなくても大きな支障は出ないハズです。
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「ホントに居た……。」
「ちゃんと来たたわね。」
「当然だろ。 わざわざ俺の仕事場(外警班)までお誘いのメモをお前が持ってくるなんて初めてだし。」
「不在だろうとは思ったけど、班長室にメモを置いておけば確実に連絡つくと思ったからね。」
「……で、わざわざ、ココってのは嫌味か?!」
「ここ(昨日のカフェ)の店員から ”遅れていらっしゃったお客様が押さえた部屋を使わずにお帰りになられた” と聞いたからね。」
「そもそも、この店には何しに来たんだ?」
「メイシーの好きなケーキを買いに来ただけ。」
「あぁ、そうかよ。」
「それで、あの後でガイには会ったか?」
「狼族の鼻を使ってメイシーの匂いを追ってきたみたい。 私の存在に気付きもせずに彼女の前に廻り込んできたわよ。」
「アイツらしい……のか!?」
「そうなんでしょうね。 いきなりメイシーの肩を軽く掴んで真っ直ぐ見つめて 『そういうことは結婚するまでしないから、逃げないでくれ!』 と懇願したところも……ね。」
「まさか、街中で?!」
「当然。」
「それほどまでに、か。」
「まったくね。 恥ずかしいからとキッチリ叱しかっておいたわ。」
「手間を掛けさせたな。」
「オオカミには躾が大切だからね。」
「……。」
「……昨日、隣(室)を押さえたのは、さっさと抜けて2人の様子を見るためでしょ?!」
「昨日の2人なんて見合いみたいな立場だっただろ?!」
「ところが退室の機会が無かった。」
「お前があんなふうに訊こうとするから、ガイはお前にも話を聞かせようと思ったんだろうが!」
「っていうより、ついでにメイシーとの交際を私に認めさせようしただけでしょ?!」
「あの時のガイにそんなこと考える余裕なんて有るかよ。」
「……。 それにしても、喜びのストレートな吐露って、周りには甘い口説き文句に聞こえるのね。」
「口説き文句どころか惚気レベルだったよなぁ。」
「実は、昨日は、お前にも別件の話が有ったんだ。 アルコールが入ると信じないだろうし躱されそうだったからバーではなくあの場を使おうと思ったんだが───」
「オンナとイチャつく場所に誘うことを考えたの?! 最低!」
「俺から誘ってイチャついてるわけじゃない。」
「お堅い”黒のガイ”とは違って、気安い”緋色のオン”は”お誘い”も多いでしょうからね!?」
「……。 ガイだって、特に(狼族の)村ではモテるぞ!?」
「狼族は強さが第一だしね。 若くて強くて警備隊の内警班班長だし!?」
「だから、ガイは、”恋”は初めてでも ”男と女の関係”は初めてじゃない。」
「今は女っ気は無いみたいだけど?!」
「今どころか、しばらく無い。」
「……さりげない(ガイについての)フォロー、ご苦労様。」
「……。」
「ところで、昨日の別件って?」
「……また機会を改めて話す。」
***** (閑話・完) *****
『後書きモドキ』は、コレの後で同日に投稿します。




