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チルチルミチル
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お題: 散る
魔王が散って数年経ち、世界は活気を取り戻してきていた。
この村も久々の祭りが近づき賑わっている。村中に笑顔が絶えない中、ボクは机に向かい頭を悩ませていた。
「今更魔法使いに告白?」
元戦士のユウが背後から問いかけてきた。
「悪い?」
「悪い、いや遅いね。面と向かったほうがラブレターより伝わるってのに」
「仕方ないさ。パーティ解散してようやくあの子が必要だって気が付いたんだよ。それに」
「それに?」
「この青い鳥郵便で送ったら、いい返事がもらえそうだし」
「腰抜け勇者」
「気が散る! 帰っておくれ」
彼女を思い浮かべながら、ボクは想いをつづっていく。
これは、みんなを救うための物語じゃない。
ボクが幸せになるための物語だ。
300字やはり難しい




