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お題SS  作者: 湯城木肌
24/41

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お題:訪れ

 何かが来るのを期待して、でも何も来ないことを知っていて、私はそこにいた。

 外の世界はすぐそこに見えるのに、私は自分の意志で外に出ることが出来なかった。

 外からは美しく見えるだろう格子窓と、そこからのぞき込んでくるいやらしい人の顔が、とても嫌だった。

 欲しいなら手を伸ばせばいいじゃない。格子窓を突き破って、華麗な方法で私を連れて行って。もっと明るい、みんなが見えるところへ。

 でも、知っている。私はここから出られない。この街の住人は誰もこの家の主人に逆らえやしないのだ。

 でも、それはふいに訪れた。

 窓からでも、扉からでもなく、天井から音も無く訪れた。

「おお、これがかの有名な画家が晩年に描かれたという――」


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