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お題SS  作者: 湯城木肌
19/41

僕の恥ずかしいところを見てくれ

【第61回フリーワンライ】#深夜の真剣文字書き60分一本勝負

お題

【真夜中の秘密  あの時言い淀んだこと

どうせなら嫌ってほしかった 】

 君が僕に好意を持ってくれて、それを行為で示してくれたことは嬉しい。

すぐさま首を縦に振りそうになった。でも出来ない。理由を言おうとしたけど、言えなかった。

 僕のそんな態度に君は詰め寄る。「何を言い淀んだの」って。

 でも、言いたくないんだ。僕の、真夜中だけの秘密は。

 いつも、僕の全てを、恥ずかしいところを見て欲しいと思っているくせに、君に知られると思った途端に恥ずかしくなったのだ。

 君の押しに負けて口を開くと、君は笑って「そんなの全然構わないよ」って。



 後になって、どうせなら嫌って欲しかった、と勝手なことを思う。

 僕はもう僕を止められない。

 君に見られる喜びに打ち震えながら、堕ちていく。




 昼間と変わらない様子で君は僕に笑いかける。

「さあ今夜もおでかけしましょう。露出狂の変態さん」


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