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せっかちなあの人

作者: 流山晶

早くしないといい席が無くなっちゃうよ。あの人はそう言って,私をせき立てた。

ほら、お皿を貸して。牛肉だから生焼けでも大丈夫だよと言って、山盛りしてくれた。

駅に近いし、これなら君も通える。これ以上の物件はないよと言って、さっさと契約した。

男の場合と女の場合の名前を決めておこう。開口一番にそう言った。


天国からお迎えが来たみたいだ。先に行って、君のためにいい席を確保しておくよ。そう言って静かに瞼を閉じた。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 良い作品ですね。 素直にそう思えます。 せっかちなあの人、という題名ですが、 せっかちなあの人への想いなんですよね。 それが好きなんだ、という視点が気に入りました。
[一言] 初めまして、翌檜ライチと言います。 この作品は1度見るだけではあまりわからなかったのですが2、3度読み直すと意味が分かり何か心にジワリと来るものがありました。 とてもよかったです。
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