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sinse*9.29*

作者: 小梨 裕真

 ずっと君が好きだった。


 初めて会った時は好きになるなんて


 全然思わなかった。


 弓道部に入部してしばらく、君のことが


 気になって仕方ない。

 

 何故だろう。

 

 その時は理由なんてわからなかった。

 

 君に恋をしたなんて知らなかった。


 この恋を自覚したのはその1ヶ月くらい


 あと。


 君が私の友達と楽しそうに話してて何か


 むかついた。


 (そうか・・・。私君が好きなんだ。)


 自覚したからといって気持ちをすぐ


 伝えられるわけもなく、そのまま


 一年半ほどたった。


 この一年半の間によく遊ぶことが増えた。


 でも気持ちを伝えるのは時間がたつほど


 怖かった。


 おんなじ部活なのに気まずくなるのは


 嫌だ。


 今みたいに話せなくなるかもしれない。


 そんな不安でいっぱい。


 そんな時、君が来月からバイトする


 っていい始めた。


 バイト先にはかわいい子もたくさん


 いるだろう。


 伝えずに君を失って後悔するのがいいか。


 答えは否だ。


 私は決心した。


 「あのね?私が君を好きだって言ったら


 どう思う??」


 頭は真っ白。


 何も考えられなくて泣きそうになる。


 すると君は・・・


 「俺も好きだよ?」


 って。


 「いや、たぶん私の言ってる好きと

 

 君の言ってる好きは違うんじゃ?」


 私が苦笑すると


 「LOVEの方だろ??」


 笑って返された。


 「俺もずっとこういう子が彼女に

 

 なってくれたらなぁって思ってた(笑)」


 そんな笑顔でそんな嬉しい言葉・・・


 反則だよ。


 私が涙をこらえていると


 「これからは彼氏彼女として、よろしく


 お願いします。」


 それを聞いて私は涙をこらえられなく

 

 なった。 


 涙が止まるまでそばにいてくれた。


 帰りを心配してくれた。


 これから些細なことでケンカとか


 するかもしれない。


 でも、君のことずっとずっと好きです。


 これが最後の恋になることを願って。 

 

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