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冒険者と騎士たち

「このお話は、セクト様、レルゲン様にもお伝えしております。」


 ザカリアはそう言って、冒険者たちのリーダー、セクト、そして、なおも距離を持ったままの騎士たちのリーダー格の男━━━━レルゲンの顔を見やる。


 レルゲンもここにきて、ようやく重い腰を上げてこちらへと近づいてきた。


「オウゼンタ王国第三騎士団所属のレルゲンだ。ダンジョン内の調査任務の最中だ。よろしく」


 レルゲンにならい、冒険者たちのリーダー、セクトも名乗りを上げる。


「俺たちはB級(ランク)冒険者パーティー『黄昏を待つ(ウェルティ・モシア)』。俺がリーダーのセクトだ。よろしくな。」


 二人の名乗りを見届けて、ザカリアが口を開く。


「さて、ゲームを始めるには五組のチームが揃わなければならないようですが…幸い、五組出そろったようですね。それぞれの客間に置かれました水晶玉にて登録をお願いいたします、と申し上げたいところですが、考える時間が必要なのはわたくしどもも含めまして、皆さまがた同じでしょう。ここは一度、自室に戻りまして、皆でそれぞれ相談の時間を設けると致しましょう。」


 そうしてザカリアはナイアたちを空いていた客間に案内してくれた。真ん中には先ほどウェリシアたちがいた部屋で見たような水晶の玉が置いてある。どうやらこれが、ゲームにチームを登録するための水晶玉というものであるらしかった。


「客間にはトイレもバスもついております。皆さまダンジョンでの疲れをどうぞゆるりとお癒しくださいませ」


………

……


 屋敷の中の明かりが、ひとつ、またひとつと消えていく。


「さてと、あとはこの廊下だけですか」


 暗がりの中から現れた男がひとり、燭台の方へと近づいていく。


 徐々にはっきりとしてきた輪郭は、若い男のそれ。


 そこにいたのは、白髪の執事――ザカリアであった。

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