いつものホームルーム
初投稿です。
私の名前は小林。ただの教師だ。
クラスの生徒からの愛称はこばりんだ。
「小林先生、昨日頼んだプリントはできていますか?」
話しかけてきたのは教頭の江藤先生だ。
「あー、すみません忘れてました。」
「はい?忘れてたですって?何回目ですか?生徒からも舐められてますよ。」
そうだ、私はただ忘れっぽいだけなのに、やたら生徒に舐められている。
「そんなの忘れたんだから仕方ないじゃないですか。
あ、北畠先生いいところに、ちょっと今日の課題を作っておいてください!お願いします!」
「先生、困ります!」
彼は私のクラスの副担任の北畠先生だ。
ちょっと優しいからと生徒から慕われている。
「まあ、そういうことで、私はホームルームをやってきます。」
「先生!」
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そして、教室に着くと黒板に落書きがあった。
ホームルーム前に落書きをするなんて、ふざけた奴だ!
「誰だこれ書いたの!早く消せぇ!」
すると教室いる生徒が一斉に笑いだした。
「笑いごとじゃない!やっていいことと悪いことがあるだろう!」
まったく、これだからゆとりは。
「また名言がてたぞw」
「語録に追加だw」
問題児の前田と鬼頭だ。
「何をごちゃごちゃ言っている!お前ら全員特別指導だ!」
「「これだから老害は!」
今日も小林の1日が始まった。