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友葉学園シリーズ

【友葉学園】サーバント・チョコレート

作者: 田中 友仁葉

少し前のこと。

その頃はまだ木々が赤く葉を残していた。そんな時期。


私は河川敷で彼に出会った。


「アンタ如月だっけ?」


「えっ……入来院さん!? いつも車じゃないのか?」


彼、如月(きさらぎ) 三郎(さぶろう)は中学部という若さで苦学生ということで有名らしいけど。私からすれば後ろの席の人といったイメージしかない。


「そんな驚かなくても……たまには歩いて帰るわよ。で? アンタ何してんの」


私の問いを聞くと彼は川に向きを戻して、軽く俯いた。


「いや、人に言えるようなことじゃ……」


「私に向かってその口は何?」


少しキツく言い過ぎたかもしれないけど、昔からのクセだから許してほしい。


「わかった話すよ。……家がさ。帰ったら無くなってたんだ」


「……どういうことよ」


「その言葉の通りだよ。家にあるものも含めて差し押さえになっていた。あと親も兄弟を連れていなくなってた。聞いた話だと義務教育を卒業した兄弟は俺と同じ状態らしいんだ」


……なんだか次元が違いすぎてわからない。

そもそもアンタは義務教育じゃない。


庶民の生活を知らない自分でも、それが異風なのは私にもわかった。


「……で? アンタ行く場所あんの」


「今は特に考えてない……っていうか家無くなってすぐなのに、そんなの考える余裕ないよ」


「ふぅん、庶民も大変ね」


この時……もし私が気まぐれでも彼のことを気にしなかったらあんなことは起こらなかっただろう。


*****


翌日、私はある契約を結ぶために彼の元に来た。 聞いた話では昨晩は友人の家にて一泊したらしい。


「……で、なんでまた入来院のお嬢様がこんな見窄らしいところに?」


「ふん、感謝なさい」


私は汚れないように、座っている彼の肩甲骨に腰を当て、体重を預けた。


「ちょ、入来院」


「なに? 重いとか言ったら首はねるわよ」


「『首はねる』とか久々に聞いたよ……。 いや、えっと、お尻当たってる」


「だから? 私、庶民は犬みたいなもんだと思ってるから恥ずかしいとか思わないわよ」


当たり前のことを言っただけなのに

如月は少し文句ありげに喉を鳴らした。


「アンタさ。家無くなったって言ってたよね」


「……そうだけど?」


「学校は来るの?」


「お金払えないから無理だろうね」


予想通り……か。


私はさらに体重を掛けた。


「うわっ! ちょっと、おも……」


「おも?」


「……なんでもないよ」


さて、そろそろ本題に移ろうか。

そうじゃないと、猪野沢に心配させてしまう。


「あのさ。よかったらウチに来ない? まあ敷地貸すくらいならいいわよ」


「敷地借りても……なぁ」


「……オプションとして、三食寝床付き。働いてもらえたら給料も出るわよ」


「……あのさ。好条件なのは分かるけど、なんでそこまでしてくれるんだ?」


夕日をバックに質問をする如月。


「なんでって言われても、ただの気まぐれだから仕方ないじゃない。私からすれば捨て犬拾うのと大差ないわよ」


「俺は犬扱いか……っていうかいきなり言われても」


「いきなりじゃないわ。私、昨日のうちから考えてたもん」


「いや、俺がいきなりだから……」


……面倒くさいなぁ。


「アンタ、その制服とカバン以外に教材とかどうしたの?」


「……学校に置いてるけど。家に置くと邪魔になるから」


「ならいいじゃない。アンタ今から私のウチで住み込みで働いてもらうから」


「ええっ!? 働くかは自分で決められるんじゃ……」


つべこべ言う如月を引きずりながら、私は自分のウチへ向かった。


*****


数分後


「ほら、ここよ」


「……デカ。 流石、入来院財団」


入来院財団。

私、入来院(いりきいん) 心愛(ここあ)の父が開いた日本有数の有名財団の一つで、特にお菓子をメインに売り出している会社である。

ただその所為で何もしなければブクブク太ってしまうので、週一のジムと朝のマラソン。あと最近は自宅まで歩いて帰るようにしている。


おかげで体育の成績も帰宅部ながら上位という皮肉なことがあったりする。


私は、無線で門を開けてもらうと如月を招き入れた……が


「アンタちょっと引っ付きすぎ!」


「だ、だってSPとか見てるわけだろ? 怖えよ。それにさっき庶民に性的なことは気にしないって……」


「するのとされるのは別に決まってんでしょ! 私だってスカート捲られたり、揉まれたりしたら……」


モミモミ


「だから乳揉むなって言ってんでしょうが!!!」


「え? それは俺じゃあががががが!!?」


腹に一発スタンガンをねじ込んでやった。

如月は悶絶して地べたで痙攣している。


「今の彼じゃありませんよー?」


「え? 猪野沢!?」


後ろを振り返ると、猪野沢がいやらしい手つきをしながら立っていた。


「んー、上から60.40.50と言ったところ。成長はまだまだですね」


そう言いながら私の目の前でバルンと乳を張るメイド、猪野沢 絵留(いのさわ える)

いつも牛のツノのようなカチューシャをつけているが、挑発にしか見えないので無視していると、ホルスタイン模様のメイド服になり……腹がたつ。


私は誤ってスタンガンを打ち込んだ如月に近づくと……


「私には揉む乳もないって言うの!?」


さらにスタンガンを打ち込んでやった。


*****


「……あれ?」


「気がつきましたか?」


「……誰? っていうかなんか気失ってたの? なんで?」


「……」


猪野沢。 そんな目でこっちを見ないでほしい。


確かに広間まで連れて来させたのは悪かったと思う。あとで給料増やすように言っておこう。


「さて、如月。アンタには召使としてここで働いてもらうから猪野沢にしっかりと指導してもらいなさい」


「……やっぱそれは決定なんだ」


すると、私の声に合わせるように猪野沢がスワロースーツを差し出した。


「あとで、これに着替えてくださいね。 あ、しっかり放電させましたので大丈夫ですよ」


「……ほうでん? ……よくわかんないけど、これが仕事服ってことか。 えっと、あとさ寝床確認したいんだけど」


「寝床……あー。いいわ。立てる?」


確かにまあ自分のプライベート空間は気になるだろう。それは庶民も変わらないようだ。


*****


「ここよ」


「……ここって?」


「もともと物置小屋に使ってたわ。要らないものばっかだったから中身を売りさばいて空にしたの」


私は本館の裏手にあるボロボロの木製の小屋に案内した。


「食事は自分でなんとかしてね、風呂くらいは貸してあげるから。あと日当たりは悪いけど、雨風は凌げるし、毛布だってあるし……」


「……」


「……なによ文句ある?」


「いや……感動してる」


……はぁ?


「雨風は凌げて、さらに毛布を一人で使えるなんて……隙間風に震えていた新聞紙生活から逃れられるなんて……」


「……な、なにいってんのアンタ……キャッ!」


すると突然両手をガシと捉えられる。


「あんたは天使か!!?」


「人間よ!!」


「そんな苦労されていたのですね……。予想以上でした」


*****


……あれから、数ヶ月。

学費は入来院が出すことで如月は辞めずに済み、問題のない生活を送っていた……。


ただ少し変化があるとすれば……


「如月、帰るわよ」


「あ、ゴメン。今日委員で呼び出しが……。遅くなると思うから先に」


「んなものほっときなさいよ」


「そ、そうはいかないって……」


……少しばかり彼に対しての感情が色づき始めたことくらいだろう。


*****


「待っててくれなくても良かったのに」


「うるさいわね。盾にする人がいないと困るのよ」


「……最近冷たいな」


「……そんなことない」


……これでもアンタのこと想ってるんだから。


*****


家に着くと、早速猪野沢の指導が始まる。


私も如月の働きを傍観するために近くに行くが、如月は監督されてると思っているらしく猪野沢に追い出されてしまう。


「……ちゃ、ちゃんと仕事をしなさいよ!! 猪野沢もへ、変なことしないでよね!」


とりあえず警告だけして、扉を閉める……が、気になるのでドアに耳を当てる。


「入来院厳しいなぁ……」


「……ふふまだまだですね」


猪野沢のそれ、絶対私に向かって言ってる。


……………

……


数分後


「……遅いわね」


私は暇つぶしに自室で如月の小屋に隠されていたエロ本を読んで性癖を調べていたが、3冊読み終えても指導が終わってないらしい。


我慢が出来なくなり、再びしどうしているはずのキッチンへ向かい、聞き耳を立てた。


「ほらもっと奥までズボズボ入れちゃって下さい」


「うぁぁ……ひぃぁヌメヌメしてる……」


「なに、情けない声を出してるんですか。男なんですから一気に奥まで入れてくださいよ」


「な、何してんのよ!!?」


バンと扉を開け、真っ赤な顔で2人を睨み付ける……が


「……な、なに。入来院さん突然」


「私たちは排水溝の掃除教えていただけですよ?」


「……〜〜〜〜っっっ!!!」


バカな妄想をしていた私は恥ずかしくなり、また如月に電撃を当ててしまった。


*****


夜になり、風呂から上がった私はいつものように猪野沢にドライヤーを当ててもらっていた。

いつも猪野沢は私にオイルとどうかと聞いてくるがいつも断る。あの油ギトギトのココアのような匂いは、味付けさせられてるみたいでどうも気に入らないのだ。


「……で、心愛様? いつ如月様に告白されるのですか?」


「んぇあっ!? な、何言ってん……なに言ってんのよ!?」


「動揺しすぎですよ。 今日のこと踏まえなくたって、いつもあんなに分かりやすいのはないですよ」


「……うっそぉ」


私が落胆していると、猪野沢は嬉しそうにニヤニヤしながら、いつも聴いてる音楽のスピーカーを少し落としてジリジリと聞いてきた。


「如月様のどこがお好きになられたのですか?」


「……だって何でもしてくれるし、背高いし、優しいし」


「それって全部私にも当てはまりますね」


「優しいって自分で認めないところが好きなの」


ちょっとムカつきながら私は乾かしやすいように首を動かした。


「……なるほど。ところで話し変わりますがもう時期バレンタインですね。バレンタインといえば、女の人が殿方にチョコレートをわたす祭典……」


「そんなの改変されすぎ。日本以外は普通に男の人からもプレゼントするし、チョコレートとは限らないじゃない」


「まあキャンディー屋の売上向上のための策が始まりですからね、バレンタインは」


*****


翌日、学校に着くとクラスの友人の牛沢さんが話しかけてきた。


「ねーねー、入来院さんはチョコレートあげるの?」


「特に予定はないけど……牛沢さんはあげるの?」


「うん、小野くんにあげるの」


「……? 待って、小野くんって確か青空さんと付き合ってなかった?」


ちなみに小野くんというのは、特徴がないのが特徴の女の子に押されやすい男子で、青空さんは小さくて可愛い妖精のような転校生である。


「そうだよ。だから青空さんにもあげる」


「……女子が女子にあげるの?」


「友チョコって言うんだよ。だから入来院さんのチョコも欲しいなぁ〜」


なんだ、おねだりか。


「か、考えておくわ」


でも、確かにそこらへんでバレンタインの話を聞くようになったな……。


……チョコか。溶かして固めるだけなら私にもできるかな。


*****


バレンタイン前日の夜。

私は深夜、誰もいないキッチンでチョコレート作りに挑戦することにした。まあレシピ見ながらだけど……


まずは……《チョコレートを溶かす》


うん、確か温めたボウルで混ぜればいいんだっけ。

バーナーでも使ってチョコレートを温めた方が早いと思うけどな。


……まあいいや。


チョコレートが完全に溶けたら自分の味に変化を……?


何言ってんの。バニラエッセンス?

バニラ刻んで入れておけばいいか。


そういえば、この間食べたチョコレートにチーズ入ってるやつ美味しかったな。せっかくだしモッツァレラチーズでもいれてみようかな。


あととにかく甘けりゃいいんだから砂糖でも振りかけておけばいいや。


それで……それから……


…………

……


数分後、何とかして自分の味に仕上げたチョコはなんか変な匂いがしていた。


まあいいか。


あとは型に入れて冷やすだけ、そのくらいは分かる。


とりあえず固まるようにするんだから冷凍庫よね。


これで1日待てば完璧ね。


なんだ簡単じゃない。


*****


翌日、バレンタイン当日。


「心愛様おはようございます」


「おはよ。ああ、そうだ。はいチョコレートあげる。買ったもので悪いけど」


「買ったもの? 昨晩なにやらキッチンでガチャガチャしてませんでした?」


バレてた。


「あれは……特別だから」


「あー、なるほど。一名のみ限定というわけですね」


そんな嫌味ったらしく言わなくても。


「とにかく頂きますね。ありがとうございます。私からもチョコレートです」


「え? ……ま、まあありがたく頂戴するわ」


まさか、用意されてるとは思わなかった。


「ホワイトデーは別で用意しますから」


あとホワイトデーのこと言われた。

そんなのお返ししないといけなくなるじゃない……。


*****


よし、あとはこれを学校の人に渡して、あとこの手作りチョコを彼に渡せば……。


「入来院お待たせ。じゃあ行こうか」


「そ、そうね。行きましょ行きましょ」


「……?」


*****


何も出来ずに学校に着いてしまった。


なんで? 猪野沢には眠気眼でも簡単に渡せたのに……


本命チョコだから?


い、いや違うもん! 義理だもん!


手作りだけど、義理だもん!!


「やほー入来院さん」


「はぅあっ!? う、牛沢さん……」


「……ワクワク」


そんな期待した目で見なくても……


「はい、チョコレート」


「うわぁい! じゃあ私も……はい」


チロ○チョコ。

まあ牛沢さんらしいな。


「ところで如月くんにはあげたの?」


「ぬぁっ!? な、なんでそこで如月が出てくるのよ!」


「呼び捨てだー。やっぱ仲良いじゃん。早くあげなよー。そうじゃないと他の女子に取られちゃうよ?」


そう告げると牛沢さんは軽く手を上げて去っていった。何しに来たんだ。


あ、そっか。チョコか。


……如月はどんな感じかしら。


「如月くん、チョコあげるー」


「うん、青空さん、ありがとう」


「あ、あのさ華さん僕には?」


「広樹くんの?持ってきてないわ」


「ええっ!?」


「だからうちで食べよ?」


「……嬉しい」


……なにあのリア充。


*****


結局、学校にいる間もあげられなかった。


「入来院さん、帰ろうか」


「……うん」


私が諦めて帰る道の途中、河川敷に通りかかり足を止めた。


「……うん?」


「……なんでもないわ。ここの景色綺麗だから好きなの。……ここって学校の裏だから下町っぽいでしょ?だから高い建物がなくて空が広いって感じられるから……」


「……そっか。お金持ちでも庶民でも綺麗だと思うのは一緒ってことか」


しばらくすると、如月は夕日を見るようにして座り込んだ。

私も、如月の肩に腰をかける。


「やはりそれですか」


「この位置が好きなの」


「……さいで」


まだ冷たい二月の風を感じながら、太陽の沈んでいくのを感じる。


「……あのさ、如月」


「なに?」


「……チョコ、欲しくない?」


「え?」


私は鞄から包んだチョコを取り出すと、如月の頭を経由して渡した。


「ホワイトデー待ってるから」


「……ありがとう。まさかくれるとは思わなかった。食べていい?」


「う、うん」


如月は私の作ったチョコレートをパクリと頬張る。


「うん! 美味いな! 嬉しいよ」


「そ、そう? よかった……。ま、まあ義理だけどね」


*****


家に帰った私は部屋に戻り、チョコレートを保存しようとした。


すると、ラッピングから溢れたらしい私のチョコがあった。


捨てるのももったいないので、自分で食べることにする。


パクッ……


……

…………


「〜〜〜〜〜〜っ!!!!???」


な、なんだこれ!? 食べ物じゃない!!


バニラの香りのはずがただの葉っぱの青臭い匂いになってるし、なんか水っぽいし、チーズ油でギトギトしてるし、胸焼けどころか嘔吐感まで感じるような…….うっ


*****


なんとかトイレには間に合ったけど、問題が発覚したので急いで如月の元へ向かう。


「如月!!」


「うわっ!? ど、どうした?」


「チョコ! 返して!」


「え?」


キョトンとする如月の手には食べかけのチョコの袋があった。明らかに私のものである。


「こ、こんなもの食べたら病気になるから!!」


「ちょ、ちょっと!! 何してんだ入来院!!」


「あ、あんた、こんなもの美味しいとか嘘言わなくてもいいのに!」


「こ、こんなものじゃない!!」


如月の方向性の違う叱咤にキョトンとなる。


「せっかく作ってくれた手作りのチョコレートを粗末になんかできないよ。味なんかよりもその気持ちがチョコの本命なんだから」


「で、でも、そんな無理して食べなくても」


「無理じゃないよ。庶民には無理のない味だから」


……え?


「本当?」


「……本当」


「嘘じゃない?」


「……ごめん。少し嘘かも」


……。


「とにかくチョコは受け取った。あとお返しは早めの方がいいでしょ? はい」


すると、如月は私の目の前に同じような袋をポンと置いた。


「……え? これ」


「僕が作ったんだ。……まあ小野くんに教わりながらだったけど、逆チョコだと思ってもらえればいいかなって……」


またもや全然気がつかなかった。


「あと、入来院さんは僕の命の恩人だから。そういう意味では本命になるかもな」


「本……命?」


突然。


私の中の何かがプツンと切れた。


「えっ!? え、えっと、入来院さん?」


気がつけば私は如月に抱きついていた。

私の小さな胸を通じて、如月のドクドクという細かな鼓動を感じる。


ああ、やっぱり


ーー私は如月のことが好きなんだ。


*****


翌日


「昨晩はお楽しみでしたね」


「いっ、猪野沢!? な、何言ってんの!!」


「おや? 冗談のつもりだったのですが……もしかして?」


「してないわよ!!」


全く、根性無しなんだから。


……でも


「心愛! 行くぞ」


「う、うん!」


「距離は縮まったようですね」


「……へへ」


とにかく今度のホワイトデーまで、私も努力しよっと。

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