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外道の道も本能故  作者: モロモロ
第一章
5/90

5 悪魔

俺の復讐者リスト


町人 リム

商人 サルシュ


冒険者 ライル

冒険者 ダウ

探索者 エレン

格闘家 ジウ

魔導師 ゴルス

僧侶 エレレル

他25名ほど


エルフの森のエルフ達 100名ほど


戦士 ロイゴック



まぁ、なかなかの人数になってきた。


さて、いつまでも町の上空を飛んでいると見つかって面倒なことになりそうだ。

街の北を海、西と東を川が流れるこの街は、南以外に出入口は無く、断崖の上にある街だ。

天然の要害といったところか。


南にしか入り口が無いというのはありがたい。

確かこっちの方にあるはずだと思い飛んで行くと、街道から少し入ったところでモグラ時代の洞窟を発見。

かなりの人数が出入りしている。

草だけではなく鉱物の産出も始めたらしく、リアカーの様なもので鉱物が運びだされている。

洞窟の周囲には警備の人間まで配置し、薬草などの密猟を防いだり、害獣の接近を防いだりしているようだった。


俺は街道から更に奥に入った森の中にDP(ダンジョンポイント)を使い洞窟を作成した。

5mほどの洞窟を作り中に入るとすぐに入り口から1mを塞いた。

ダンジョンマスターである俺にはダンジョン内は太陽の光が入らなくとも良く見える。

もちろんダンジョン生まれの魔物たちも同じだろう。モグラ時代のスライムたちは元気に動いていた。

人間たちは松明や光の魔法など、明かりが無いと洞窟内の視野が確保出来ないようなので、そういう意味ではかなり優遇されているだろう。


とにかく、急がば回れだ、今まで外部の生命の命を奪ってDP(ダンジョンポイント)を溜めてきたが、最終的に外部の生命達の抵抗により滅されている。


時間が経てば回復するDP(ダンジョンポイント)を使って、まず自力を蓄える事が先決かもしれない、外部の人間たちの結束力というのか組織力はあなどれない。


さて、そうなってくると、最初に召喚する魔物やその餌も今一度考えなおしたほうがいいかもしれない。

初期に選べる魔物の中から何も考えず「まずはスライム」という考え方を変えてみてもいいのかもしれない。


召喚

<スライム>

<イエローキャタピラー>

<ブルーインプ>

<キラーピクシー>

<レッドバット>

<ウォーラット>

<ビックピラニア>

<デビルアント>

<テラバード>


<レッドバット>←

「ピコッ」


<魔草>

<魔蜘蛛>

<魔苔>

<魔キノコ>

<魔ミミズ>

<魔イモ虫>

<魔霞>


<魔イモ虫>←

「ピコッ」


サルシュの手の者が一生懸命に「上質の薬草」として収集している草は「魔草」となっているが、人間に副作用とか無いのだろうか?

まぁ、未だ収集しているところを見ると、きちんと薬草として機能しているのだろう。



レッドバットは30cmほどの大きめの赤いコウモリだ。

元気に洞窟内を飛び回っている。


魔イモ虫を1㎡に設置したところ、もの凄い数の親指2本分ぐらいのイモ虫が発生し洞窟内に拡散した。色は赤にグレーのまだら模様。それらが群れをなしてウネウネと拡散していく。

一言、言わせてくれ。キモい。


流石にこれは背筋がゾワゾワとした。レッドバットは嬉しそうに魔イモ虫を食している。一匹で食べる分としては当分持ちそうだな。

そう考えると、前回は魔草を設置しすぎたんだろうな、魔草が自動的に生えてきたように、餌は自動回復するのかもしれない、うまい具合に設置すれば1㎡の設置で初期の魔物なら10匹ぐらいまで安定管理出来そうだ。


一週間で、洞窟を20mまで拡張し、レッドバットも20匹まで増やした。

ダンジョン内には、魔イモ虫と壁面にはその蛹、空中には魔蛾が乱れ飛び、それらをレッバットが捕食している。

さらに3週間もすると洞窟の全長も100mになり、レッドバットも子を産んでどんどん増えたので、洞窟内の生物密度は飛躍的に高くなっている。

餌もメジャーどころの<魔キノコ><魔ミミズ><魔蜘蛛><魔苔><魔草><魔霞>を適度に設置して、洞窟内は混沌とした異界の様相を呈してきた。餌が餌を食べる現象も出ているらしく、<赤魔イモ虫><青魔苔>などの変異体も出始めている。


潤沢にある餌を糧にレッドバットの数が極大になったところで、警報が出た。



※注意※

「魔物密度が限度を超えています。ダンジョンの拡張及び出口の開放、または捕食者の召喚を願います。実行されない場合は、魔物同士の共食いが発生する場合があります」




もう、今回は焦らず、じっくりといろいろ試してみようと思う。とりあえず、共食いさせてみるか…


そこから2週間ほどで過密状態のダンジョンに、休息により日々溜まるDP(ダンジョンポイント)を使って更にレッドバットを召喚しまくった結果、餌が枯渇し始めた。

普段は苔やキノコに手を付けないレッドバットがそれらを食べ始め、1ヶ月が過ぎる頃、遂に共食いが始まった。


まず生まれたての小さな個体から共食いされていく、1000匹を超える個体が100匹まで減るのに一週間がかかった、ちょうどそのあたりに生まれた個体から<エビルリリス>が発生。残り100匹のレッドバットを生まれたばかりの小さな20匹のエビルリリスが駆逐した。


食物連鎖による間引きによって、大量のDP(ダンジョンポイント)に変換された魔物の命を使って、<スライム><イエローキャタピラー><ブルーインプ><キラーピクシー><ウォーラット><デビルアント><テラバード>などの初期の魔物と、初期の餌を出来るだけ召喚した。


魔物によって相性もあるのだろう、スライム、イエローキャタピラー、テラバード、デビルアント、ウォーラットなどは数日で爆発的に増えたが、それらを捕食するエビルリリスの増加が上回った時点で、餌を増やしても繁殖よりも駆逐される割合が上回り、徐々に洞窟内で見かけなくなった。

ブルーインプやキラーピクシーはエビルリリスにまったく捕食されずに共生出来ている。

餌の補充を欠かさずして数ヶ月が過ぎるころ、その3種の自然交配によりリリスナイトとエビルフェアリーが発生。


リリスナイトは、体長60cmの小さな子供ほどの大きさだ。キラーピクシーの持つ小さな槍を巨大化させた様な青白く光る槍を持ち硬い鎧を装備している。重そうな見た目に反して背中より生えた黒い羽で自由に空中を飛び回っている。


エビルフェアリーも大きさはリリスナイトと変わらない。青白き肌に赤い髪、全身を赤い衣で覆ったフェアリーで、赤い羽根を背中より生やし洞窟内を飛び回る、遠方にいる餌の変異種である青魔ガエルを両手から生み出す青い炎の矢で射殺し捕食したり、大クワトカゲを数匹で囲んで凍らせて捕食したりしている。




半年後、全長1000mの入り組んだ洞窟を5層に重ねた洞窟が完成した。





第一層  ブラックスライム 

広大なワンフロア落とし穴多数


第二層 (入口) ガラスビー マイクロワーム 

アミダ式ダンジョン

3層への階段


第三層 エビルフェアリー リリスナイト 

蜘蛛の巣式ダンジョン 

5層への隠し階段 4層へはダミー階段へ落とし罠


第四層 (未定)狭いワンフロア


第五層 一本道ダンジョン 最奥へ俺





半年間コツコツと作り上げたダンジョンに満足している。


初期の魔物同士の到達による変異進化で、ダンジョンレベルが上がったお陰で、DP(ダンジョンポイント)の運用もかなり楽になった、今ではダンジョンに召喚できる魔物もかなり強力になってきた。

ダンジョンレベルはかなり高い。

日々溜まるDP(ダンジョンポイント)も多いので餌や洞窟の拡張も楽に出来るようになった。


第四層には、外部の生命を奪うことで今後溜まるだろうDP(ダンジョンポイント)を使って、第三層が攻略されそうな時に、数体まとめて強力な個体を召喚出来ればと思っている。


夕闇が迫る今、俺は久々にダンジョンの外を飛んでいる、約一年ぶりの娑婆の空気だ。


左右に100匹ずつエビルフェアリーとリリスナイトを従えている。

眼下には広大な畑と日が暮れようとする今も、額に汗して鍬を振るう男が一人。


農民 リム氏だ。


周囲にはその家族、農民仲間がいる。


さぁ、リストを消化していこうか!

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