表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/21

"わたし"、という神



人を幸せにすること。


自分が幸せになること。


同時に実現させるのは、案外簡単で、ひどく難しい。


わかりあえない彼等は、いつも臆病風にふかれてはその手を引っ込めて。

寄り添っては突き放す。集っては解散する。

それなのに、まだ手を伸ばすことをやめないとは。

なんと、まあ。



どんな時代だとて、人間の根本は変わらない。

どんな聖人も悪人も変わらず求めるものがある。

それは、―――――。


君も、そうだ。












あ、


嗚呼、




駄目だったと、もう少しでと、


手に入れられずに嘆く人々を、戯れに助け、飽きては突き落とす。そこに悪など存在しないことにすら気づけずに、なんと哀れなイキモノなのか。

怒り、悲しみも意味をなさないことに、いつ気がつけるのだ。



そう、


ただ信じなさい、崇めなさい。知恵の実などは要らないだろう?

疑問を挟む余地はない。


我らを神と名づけたのは、君達なのだから。










祈りを捧げることを

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ