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自己紹介から始めましょう。

物語の冒頭とは、大抵は主役の自己紹介めいたものから始まるものです。よって、私も御他聞にもれず自己紹介をしましょう。

初めまして。主人公です。男ですよ。

以上です。あまり個人情報を書くと特定されかねないので、この程度の情報開示しかできず申し訳ない。麗しいお嬢さん方のために補足しておけば、容姿は整っている方です。自分で言うのも何ですが、私は正直者なので嘘はつけません。

さて、前置きはこのくらいで良いでしょうか？それでは本題に入るとしましょう。

皆さんには是非とも一緒に考えていただきたい。非日常とは、常に私達の日常に寄り添っているものです。いつ何時、その境界が破られてしまってもおかしくはありません。

これは、私の日常が、非日常と融け合ってしまった、実にくだらない物語。

この話の方向性が見えてきません。