【人物】Characters:梟響の街(アウツベルツ)の人々
シンシア・エイルフィード 【人族♀/18→20歳(人族換算)/先天属性:銕】
:アウルベルツの魔導学司校の新入生で、エイルフィード伯爵家令嬢。
活動用に手直しされたドレスに淡い金髪のロングヘア。とかく強気で負けず嫌いな性格。
実は過去二度、アカデミーの受験に失敗しており、三度目の正直でようやく地元から離れ
たアウルベルツで合格を果たすも、その“主席”をアルスに奪われたことに憤り、出会い
頭に勝負を挑んでくるくらいに負けず嫌い(しかし一度目は引き分け、二度目は敗北)
しかしそんな“家名の誇りや名誉の為”に魔導師を目指していた自分と違い、只々純粋に
皆を守りたい・役に立ちたいと願うアルスの姿に徐々に惹かれゆく。
演習場での決着の折にそんな恋心の芽生えを自覚し始めるが、その性格が故に中々素直に
なれないでいる。要するにツンデレである。
鍛錬の末、カルヴィンとの精霊融合・戦姫態を会得した。
カルヴァーキス 【精霊族♂/50歳(外見年齢)/先天属性:銕】
:シンシアの持ち霊。シンシアを始め親しい者達からは「カルヴィン」の愛称で呼ばれる。
隆々とした身体に鎧を纏った、人馬の姿。自ら「鉄と戦の精霊」を名乗っており、戦う事
に生きがいを感じている。射出される鋼柱や鈍色の焔、何よりも己の拳が武器。
シンシアとはその地元・打金の街に居た頃に知り合い、契約を結んだ仲。
パートナーというよりは戦友的な関係であり、良くも悪くも勢いに任せて突っ走ってしま
う彼女に嬉々として悪乗りするのが恒例行事となっている。
キース・マクレガー 【人族♂/30→32歳(人族換算)/先天属性:冥】
:エイルフィード家に雇われた密偵。現在はシンシアの護衛兼目付け役をしている。
その相棒であるゲドのことは「ホーさん」、シンシアに対しては「お嬢」と結構口調自体
はざっくばらんだったり毒舌だったり。曰く「雇い主はあくまで伯爵。お嬢は警護対象」
頭にバンダナを巻いた長髪で、着用しているミリタリジャケットには得物の短剣や暗器が
大小様々仕込んである。
護衛対象の性格がアレであり、相棒が何事にも寛容過ぎる所為で何かと苦労人だが、元々
は暗殺者としての仕事をメインとしていた為、内心今の生活には安らぎを感じている。
ゲド・ホーキンス 【巨人族♂/45→47歳(人族換算)/先天属性:意】
:エイルフィード家に雇われた傭兵。現在はシンシアの護衛兼目付け役をしている。
鷹揚自若とした性格の持ち主で、この仕事の相棒であるキースや護衛対象であるシンシア
を、自分の家族や娘のように穏やかに見守っている。
得物は大槌型の魔導具「震撃の鎚」。
インパクトした瞬間、衝撃波が周囲に放たれる効果を持つ。
フィデロ・フィスター 【人族♂/17→19歳(人族換算)/先天属性:鳴】
:アルスと同じくアカデミーの新入生。ルイスとは同郷の幼馴染(腐れ縁)。
実家が武具屋であり、父の跡を継ぐ為に“魔導具の作れる職人になる”べく受験した。
快活で物怖じしない性格。ルイスと共に入学早々好奇の視線に晒され困っていたアルスに
接触、その心根の優しさを肌で感じ取り、自ら親友になると言い放った。
故にそれ以降はルイスと、その反応に安堵し受けれいれたアルスと三人で行動することが
多くなった。アルスにとって学院内での一番の友人の一人。
実戦は得意だが座学は苦手(ルイス曰く「全力バカ」)
楯と組み合わさった両手甲型の魔導具「迅雷手甲」を使う。
電撃のエネルギーを纏い、放出しながらの突撃、或いは応用的に飛行できる効果がある。
ルイス・ヴェルホーク 【鳥翼族♂/17→19歳(人族換算)/先天属性:天】
:アルスと同じくアカデミーの新入生。ルイスとは同郷の幼馴染(腐れ縁)。
フィデロの受験に付き添う形で自分も受験し、結果合格。元々魔導には造詣があった為、
そのまま魔導師の資格を取ることにしたとのこと。
一見して穏やかで知的。裏を返せば本心を簡単に見せない分析家な性格。
フィデロの誘いで彼と共に噂の新入生主席・アルスに接触、その秘めたる才能の豊かさや
人格に強い興味を持って、以後フィデロと共に三人で行動することが多くなった。
アルスにとってはフィデロと同様、学院内で一番の友人の一人。
実戦はフィデロにこそ劣るが、座学は彼よりもずっと上(入学試験での成績も)。
真っ白な飾り布がついた杖型の魔導具「風繰りの杖」を使う。
杖先を振るだけで周囲の風に干渉、ある程度自在に操れる効果を持つ。
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《嵐》の色装/操作型
:自身に触れた魔力を暴走、自壊させる事のできる性質。撹乱者の心象。ジーク達の修行
に感化され、密かにエマに訓練をつけて貰った末に体得した。ただ、当のルイス本人は
この能力をあまり好いてはいないようだ。
ブレア・レイハウンド 【人族♂/33→35歳(人族換算)/先天属性:焔】
:アカデミーの教職員の一人。専門は魔流力学・魔獣学。
ボサボサの茶髪に、格好はいつも着崩したラフな私服。たまに法衣用のストールを引っ掛
ける程度。元冒険者という一風変わった経緯の持ち主でもある。
そんな彼の変り種ぶりや一見すると不真面目そうな風貌、何より専門分野が「地味」が故
に所属生は長い間閑古鳥な状態。
そんな典型的な“窓際さん”だったが、魔獣から皆を守りたいというアルスのラボ訪問、
所属の希望により彼の指導教官──第二の師匠となる。
当初は「理想」に燃えるアルスを試すような言動が多かったが、徐々に彼の真剣さに触れ
る中でより具体的な指導を行うようになる。
どうやら彼自身、アルスの目指す理想に何かしらの苦い経験を重ねているようで……?
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《燃》の色装/操作型
:触れた対象のオーラを一時的に強化する事のできる性質。
ブレア当人曰く地味。直接的な攻撃能力はなく、殆どが自他の強化に用いられる。
ミレーユ・リフォグリフ 【眞法族♀/33→35歳(人族換算)/先天属性:界】
:魔導学司校「梟響の街」校の学院長。
落ち着いた物腰、しかし学院の責任者として時に毅然とした対応を躊躇しない芯の強さも
併せ持っている妙齢の女性。
レノヴィン兄弟の出生の秘密を知っても“学生の学びを妨げる教育者はいない”と彼らへ
の協力を約束。アウルベルツが“結社”の手勢に襲撃された際も、学院の教員らを率いて
その撃退に一役買った。
エマ・ユーディ 【人族♀/30→32歳(人族換算)/先天属性:刻】
:アカデミーの教職員の一人。専門は魔導解析学。
眼鏡とスーツをびしっと着こなし多くの事務も捌くクールビューティ。また学院長補佐も
務めているなど、アウツベルツ校屈指の才媛でもある。
それ故に彼女の研究室は、その専門分野が「花形」分野であることもあり、毎年希望者の
殺到する人気の所属先の一つとなっている。現在シンシアとルイスが所属中。
バウロ・マグダレン 【人族♂/43→45歳(人族換算)/先天属性:墳】
:アカデミーの教職員の一人。専門は魔導工学。
長身で隆々としたガタイのよい体躯にスキンヘッド、短く剃り揃えられた顎鬚と外見だけ
なら冒険者だと言っても通用しそうな威圧感のある容姿をしている。
それでもやはり魔導の──魔導具の専門家であり、ジークの六振りの剣が魔導具であり、
何よりも聖浄器であると看破し、告げた人物でもある。
性格は豪胆な親方風。昔気質な愛ある厳しい指導者として有名。現在フィデロが所属中。
バラク・ノイマン 【蛇尾族♂/40→42歳(人族換算)/先天属性:墳】
:アウツベルツに拠点を構える冒険者クランの一つ「サンドゴディマ」の団長。
強力な毒と酸を噴き出す鉤爪手甲型の魔導具「酸毒爪甲」をその主装としており、
呼ばれるようになった異名が“毒蛇”のバラク。
同業者は勿論、身内の失態にも厳しい強面の人物として知られ、街の冒険者達からも一目
を置かれている。ただイセルナらのピンチに加勢する等、根はそう辛辣ではない模様。
キリエ 【獣人族♀/32→34歳(人族換算)/先天属性:墳】
:クラン「サンドゴディマ」の一員でその幹部。セミロングの銀髪を湛えた物静かな女性。
同クランの幹部の中でも比較的高い地位にあるようであり、バラクの秘書役もこなす。
戦闘時の武器は両脚に装備した具足。蹴り技が主体の格闘戦を得意とする。
ロスタム 【蟲人族♂/35→37歳(人族換算)/先天属性:天】
:クラン「サンドゴディマ」の一員でその幹部。唾広帽を被ったガンマン風の男性。
六本腕という種族の特性を活かし、戦闘時は複数の銃器を同時に巧みに操って戦う。
ヒューイ 【蛮牙族♂/27→29歳(人族換算)/先天属性:銕】
:クラン「サンドゴディマ」の一員でその幹部。腕っ節が強く、血の気も多い青年。
戦闘時の武器は矛。団員らと共に真っ先に敵陣へと飛び込む斬り込み隊長的な存在。
アスレイ・モレウル 【人族♂/22→24歳(人族換算)/先天属性:意】
:ブルートバード新団員選考会に参加した冒険者の一人。
“聖壁”の異名を持ち、強力な障壁を発生させる盾型の魔導具を駆使する青年騎士。
実力が認められ、二年後の新編成にて九番隊隊長を任される。
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《耐》の色装/現出型
:相手の攻撃を蓄積し、撃ち返すことの出来る長盾を生成する。意匠としては民族風の、
縦線横線のみで描かれた顔。普段使いの盾と併用し、意表を突く形のカウンター型。
テンシン・カザマ 【女傑族♂/39→41歳(人族換算)/先天属性:流】
:ブルートバード新団員選考会に参加した冒険者の一人。
“傾奇”の異名を持ち、身長大の長刀を自在に振るう自由人。
実力が認められ、二年後の新編成にて十番隊隊長を任される。
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《滑》の色装/操作型
:自身のオーラに触れた物を、全て“受け流す”ことの出来る能力。但しその方向までは
テンシン自身も決めることが出来ず、完全に運任せ。彼の自由人な側面が色濃く反映さ
された能力だとも言える。基本は得物の長刀に纏わせて使う。
ガラドルフ・D・オズマン 【眞法族♂/55→57歳(人族換算)/先天属性:銕】
:ブルートバード新団員選考会に参加した冒険者の一人。
“地違”の異名を持ち、得意分野である火門に留まらず多くの術式を修めている老練の
魔導師。腕はいいが、少々跳ねっ返りが強いのが玉に瑕。
実力が認められ、二年後の新編成にて十三番隊隊長を任される。
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《陽》の色装/現出型
:文字通り、太陽なような超高温の火球を生成し、辺り一帯を焼き払う能力。ただその性
質上、敵味方の区別が付かない他、乱戦や開けた場所などでは使用に向かない等、強力
無比でありながら制約が多い(ガラドルフ本人も曰く「使い勝手が悪過ぎる」)
アウルベ伯 【人族♂/28→30歳(人族換算)/先天属性:意】
:梟響の街の若き領主。アウルベ伯爵。
ちなみに本名は「ルシアン・V・アウルベル」。
“結社”からの襲撃を受けた際、レノヴィン兄弟を差し出せと脅迫されていたことから、
亡き父より受け継いだ街を守ろうと当初、二人を探し出し要求を呑もうとしていた。
しかしその脅迫に屈する──何よりも先代よりの側近達にいいように誘導されていること
をジークに導話越しにどやされ、領主としての心構えの甘さを自覚し、恥じた。
この一件以降、側近達の利益の為に使われるのではなく、彼らを使って領民を護る者だと
いう意識──芯のある領主へと成長を始めているようである。




