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【世界】Worlds

現在人々が主に暮らしていたり、認識されている世界は全部九つ。

更に各世界はセカイのその興り故に上下(あくまで観念的なものだが)に階層状となって

おり、順に【始原層】【天上層】【地上層】【地底層】【深淵層】と大別される。

同じセカイ層の世界同士は比較的行き来しやすいが、層が違うと“次元”を越える必要が

あるため、その移動手段は高度な転移魔導や“次元艇”などごく一部に限られる。 

ストリーム──特に“世界樹”と四大支樹”と呼ばれるものは各セカイを縦断的に貫いて

おり、生けとし生ける者を育むこと以上に、セカイを繋ぐ「楔」としての役割も持つ。


【始原層】=霊界

===============

霊界エデン

:主要九世界の一つにして、その頂点(マナ濃度=非常に濃い)

 神々すら安易に立ち入ることを許されていない「聖域」。

 全ての生命が息吹く始まりの世界であり、豊潤なマナを抱いた精霊達の楽園。

 その中枢・精霊園ユグドラシアには「精霊達の王が棲む」と言われているが……?


 精霊園ユグドラシア

 :別名を「聖域」。全ての生命──魂達が生み育てられ、世界中へと旅立つ始まりの地。

  全魔流ストリームの出発点。周辺は眩しく光り輝く森に覆われており、その中心には“始祖精霊”

  ことマーテルが永い眠りに就いている。何か複雑な事情があるらしく、創世の民たる

  神格種ヘヴンズ達ですら、余程の事がない限り近付かない。


【天上層】=神界、古界、仙界

=========================

神界アスガルド

:主要九世界の一つであり、天上層世界一つ(マナ濃度=濃い)

 「神格」を得た者達が主に暮らしている。

 しかし彼ら神々の多くは“信仰”を失い自らが消滅してしまうことを恐れ、直接ヒトらと

 交わるケースは滅多に無い。外界への門戸もまた厳しく制限され、交流は少ない。

 中心地は「神都パルティノー」


 神都パルティノー

 :央域北部を中心に広がる、創世の民・神格種ヘヴンズ達の本拠地。ただその外観は都市というよ

  りも、塔状の巨大構造物群と形容するに相応しい。内部はこの世界のヒトが知らない物

  質で構成されており、その全域が各種研究施設となっている。


 ヴァルハラ

 :央域北西から北東にかけて設けられている、神都パルティノー防衛の為の厳戒域。

  同界全域に言えることではあるが、常に無数の天使エンゼル達が巡回。万一侵入者が現れた場合

  は、有無も言わせず排除する。

  一見すると、原生の自然が残る緑豊かな丘陵地帯だが、人によってはその整い過ぎた綺

  麗さに違和感を抱く場合もあるようだ。


古界パンゲア

:主要九世界の一つであり、天上層世界の一つ(マナ濃度=やや濃い)

 セカイの歴史上早期に発生した“古種族”と括られる種族の者達が多く暮らす。

 外界との交流こそあるが、その住民構成が故に「保守」的な考えの者も少なくなく、濫り

 な開発や経済の波には抵抗感の強い者が多いようだ。

 中心地は「古都ケルン・アーク」


 古都ケルン・アーク

 :央域西部に位置する古界パンゲア最大級の都市。かつての“魔導開放”前には世界中の魔導師達

  が集まる総本山だったが、開放後はその地位を失い、古き良き姿こそ残せど、現在は

  「過去の街」と化してしまって久しい。

  街全体がゆっくりと静かで、厳かな雰囲気が(悪く言えば守旧的な空気が)漂う。

  現在は、魔導開放に反対した魔法使い達の末裔──古仰族ドゥルイド達の本拠地。


 白咆の街(グラーダ=マハル)

 :北方を横断する大山系・竜王峰山間に居を構える堅牢な城塞都市。竜族の雄・ディノグ

  ラード公爵家が治めている。その立地故に寒さは厳しいが“生ける伝説”たる大公への

  信頼と安心感は根強く、人々は長くゆったりとした時間を過ごしている。


 光の妖精國アルヴヘイム

 :央域と南方のほぼ境の森の中に居を構える、妖精族エルフ最大の街。

  元々は中小の國(部族)が点在していた同族だが、それらの多くを統一したものがこの

  都市国家である。周囲を高い塀と堀で囲み、自然発光する特殊な鉱石を里中に散りばめ

  ているため、幻想的な明るさを湛えている。

  現在は五人の長老を中心とした合議体制。昨今の開拓を嫌う保守派の里であり、余所者

  は容易に出入りできない。同族がしばしば保守的で排他的と云われる象徴的な街。此処

  から分離独立した霧の妖精國ニブルヘイムを敵視している。


 霧の妖精國ニブルヘイム

 :央域東部、古代の森林地帯の中にひっそりと作られた町。開明派の妖精族エルフ達による隠れ

  里。首長はレノヴィンの盟友が一人、ハルトとサラ夫妻。まだ作られて間もないため、

  日々忙しくしている(トナン内乱の際、彼らが動けなかった原因。故に自分達の名代と

  して娘・クレアを寄越した)

  他種族の商人や旅人を積極的に受け入れるなど、従来の妖精族エルフとは一線を画した方針を

  取っている。それ故に頑なに保守的で、いわば自分達を“裏切った”者達だと、光の妖精國アルヴヘイム

  の古老達からは強く敵視されている。

  深い溝があるとは知りながら、何とか和解はできぬものかと願ってはいたが……。


 アゼルハイデン

 :南方の古代の森林地帯深くに居を構える“守人もりびと”達の隠れ里。

  かつて故郷を追放され、行き場を失っていた十二聖の一人“弓姫”アゼルを匿ったこと

  を機に、以来彼女から託された聖浄器の封印を守ることを使命としている。

  同じ妖精族エルフの一団だが、そんな(匿ったが故に同じく迫害された)歴史的な経緯から、

  アルヴを始めとした同族にも余所者にも徹底して距離を置いていた。


 レストアーデ

 :西部と北部の境目付近に位置する中規模の王国。守旧派の妖精族エルフや魔導師が幅を利かせ

  ており、近年“結社”が掲げる思想に呼応してシンパの一つとなっていた。

  対“結社”戦線が拡大する中、セイオン率いるディノグラート竜騎士団に鎮圧される。


仙界レムリア

:主要九世界の一つであり、天上層世界の一つ(マナ濃度=濃い)

 濃いマナに適応し進化した種族である仙人ダナンや動植物──聖獣たちの世界というのが、

 外界の人々からの一般的な認識。

 魔を忌み嫌う思想故、人々からは聖人として崇められることが少なくないが、当のダナン

 達自身の多くは内向的(厭世的)であり、あまりセカイの発展には関心がない。

 中心地は「サレンサ大窟」


【地上層】=顕界

==============

顕界ミドガルド

:主要九世界の一つにして、その中間層(マナ濃度=並)

 単に「地上」と呼ばれることも多い。今日最も多くの種族と国々が入り混じる、活気に満

 ちた世界。それ故に内外から多くの人々を惹き付けている。

 人族ヒューネスを中心にセカイの開拓が推し進められているが、一方で保守勢力などからは

 “セカイを掻き乱すものだ”として根強い反発を受け続けている。

 中心地は「大都バベルロート」


 大都バベルロート

 :中央北部、世界樹ユグドラシィル近隣域内に位置する顕界最大の都市。地上層における世界政府「王貴

  統務院」本部所在地であり、三層の城壁が同心円状に広がり、その中に詰め込まれたような

  街並みが広がる。現在も発展中であり、最外周──第四隔壁の建設が進んでいる。


 風都エギルフィア

 :中央南部、世界樹ユグドラシィル近隣域内に位置する都市。

  顕界で最も世界樹に近い街であり、一年を通し集束する魔流ストリームの風が吹き付ける。広場を

  中心に整然と整理された石畳の景観。

  領主は衛門族ガディアの首長でもある、ミカルディオ・マ・モルモレッド。


 梟響の街アウルベルツ

 :北方内陸南東部、アトス連邦朝領内に位置する都市。冒険者クラン・ブルートバードの

  本拠地等も置かれている。周囲はなだらかな丘陵と雑木林、複数の街道が交差し、地方

  ではありながら中々栄えている。物語が進むにつれて世界中にその名が知られるように

  なった。魔導師育成学校・魔導学司校アカデミーが街の一角にある。

  領主は若き伯爵ルシアン・ヴェルドット・アウルベル。


 陽穏の村サンフェルノ

 :北方内陸東部、アトス連邦朝領内に位置する山間の村。レノヴィン兄弟の生まれ故郷。

  周囲を山野に囲まれ、やや寒さが身に染みるが長閑な山村である。

  レノヴィン兄弟の出自が公になり、新生トナン皇国が始動してからはマニア垂涎の観光

  名所と化しつつある……が、喧騒となるのを慮ったアトス政府が駐留武官を置くように

  なったり、隠居の竜族クラウスが目を光らせているため、現在の所は大きな問題は起き

  ていない様子。


 打金の街エイルヴァロ

 :北方内陸部南西部、アトス連邦朝領内に位置する都市。レノヴィン盟友陣の筆頭的存在、

  エイルフィード伯セドが領主を務める。古くから手工業が盛んで、毎日のように職人達

  がその腕を振るっている。この街にも魔導学司校アカデミーがある。


 清峰の町エバンス

 :梟響の街アウルベルツより更に南西に下った先に位置する田舎町。

  ルイスとフィデロの故郷であり、周囲を幾つかのなだらかな山と、町全体を斜めに横切

  って合流する山の湧き水由来の清流が自慢。夏祭りの際には流し雛も催される。

  大都消失事件の後、心身ともに疲弊したアルスの静養先に選ばれた。


 王都クリスヴェイル

 :北方内陸北部、北の盟主・アトス連邦朝の首都。山脈と湖畔に挟まれた土地に位置して

  おり、白亜の街並みが冷たさを秘めた清潔感を備える。

  都の名は、かつて建国に力添えした“忠騎士レイア”の姓に肖ったもの。


 聖都クロスティア

 :クリシェンヌ教団が総本山を置く街。北方南部内陸部に位置し、街の北に広がる山岳部

  には黄の支樹エギル・ストリームが天地を貫く。

  世界屈指の古き美しい景観で有名であり、且つ“聖女”クリシェンヌゆかりの史跡など

  観光地としても人気の場所。都政も教団と傘下の神官騎士団らが担う。


 散光の村ランミュース

 :北方南部内陸の小村。クロスティアとはちょうど山岳部を挟んだ位置関係。

  これといった産業もなく、多くが貧しい暮らしを余儀なくされているが……?


 皇都トナン

 :東方諸国の一つ、女傑族アマゾネスの国・トナン皇国の首都。

  北を湖に、三方を砦付きの城壁で取り囲んだ構図。南北に連なる大通りが華やかな一方、

  東西の奥まった地区、都の郊外には急激な経済成長に取り残された人々が身を寄せ合う

  スラム街も存在しているようだ。


 ガノシュ寺院

 :トナン皇国南部の山間部に在る石窟寺院群。かつては信仰者も寝泊りする修行の場であ

  ったようだが、現在は寂れて訪れる人間も稀である。


 廃村リカウ

 :トナン皇国にある小さな村だった場所。過疎化でなのか魔獣や賊の被害でなのか、今と

  なっては何故誰もいなくなったのかは知る術はない。


 水都フォンレーテ

 :東方中央部、東の盟主・レスズ都市連合の本部が在る街。無数の水路で区分けされた、

  顕界最大の一大交易都市。他の東方都市国家と同様、議会自治制。

  立地ゆえに古くから近隣諸侯に狙われ続けてきたが、冒険者らを統括する「七星連合」

  の本部を同じくこの街に招致する事に成功してからはそうした侵略の心配もなくなった。


 輝凪の街フォンティム

 :東方北部に位置するレスズ都市連合加盟の都市の一つ。

  レノヴィン盟友陣の一人、フォンティン侯サウルが領主を務める港街。

  街の西岸から南岸にかけて港湾地区が広がり、交易品が市中を流通する。内陸は多層に

  渡ってぐるぐると渦巻くように街が形成されており、領主の執政館もそんな高台の一角

  に構えられている。


 灯継の町ヴルクス

 :東方西部に位置するそこそこ大きな宿場町。郊外には“嘆きの端”の一つがあり、一帯

  の住民達の少なからずはそこから来る風評被害に眉を顰めている模様。


 ワーテル島

 :東方のほぼ南方寄りの海上に位置する島。レスズ都市連合のメイヴァン商会が大規模な

  精錬施設を持っており、器界マルクトゥムで採れた魔銀ミスリルなどを加工・製品化する一大拠点でもあった。

  のちに保守同盟リストンと統務院の全面戦争の場となる。


 旧メイヴァン領

 :保守同盟リストンもとい元使徒ヘイトと内通していたレスズ都市連合ナンバー2・メイヴァン商

  会が、経済系の有爵位者として治めていた地域。先の討伐戦後、都市連合の預かりとな

  っていたが、残存勢力が再結集して抵抗を続けていた。


 サラージュ公国

 :南方東部に位置する小国。半島型の国土をしているため、攻め難く守り易い。

  対“結社”戦線が拡大する中、シンパ勢力の潜伏先と判明。国軍及び派遣された統務院

  軍との間で激しい戦闘が行われた。


 サムトリアン・クーフ

 :南方北部内陸、南の盟主・サムトリア共和国の首都。南方諸国の例に漏れず、郊外一帯

  に豊かな緑と河川を持っており、大都市ながらゆったりとした時間が流れる。

  木造と煉瓦造りの家屋が景観の多くを占める。街のやや最奥に大統領府が在る。


 導都ウィルホルム

 :南方北部に位置する学術都市。魔導の最高学府「魔導学司アカデミア」の本拠。

  世界中から多くの魔導師・学者が集まって形成されているため、サムトリア領内に位置

  してはいるが、実質の自治区である。アカデミア本部を中心とした同心円の構造。


 翠風の町セレナス

 :サムトリア共和国の北西端に位置するのどかな町。マルセイユ侯爵領。場所自体は辺鄙

  だが、かの“賢者”隠居の地として知る人ぞ知る場所でもある。その子孫である領主の

  屋敷地下には、彼が生前残した大量の文献を収めた大書庫が広がっている。


 王都グランヴァール

 :西方中央北東部、西の盟主・ヴァルドー王国の首都。顕界屈指の軍事大国という性格も

  あり、その全景は複数の多角形をした城壁を持ち、住宅・商業・貴族屋敷・官庁などが

  びしりと区画化された堅牢な計画都市。城壁の最内奥には王城が聳え立っている。


 鋼都ロレイラン

 :西方中央内陸部、ヴァルドー王国第二の都市で、機巧技術の聖地の誉れ高い街。

  かつては旧ゴルガニア帝国の機人キジン兵生産プラントが広がっていたため、周辺各国の人々

  に疎まれていたが、数百年に及ぶ技師達の奮闘が実を結び、魔導と並ぶほど人々の生活

  に密着した技術に昇華されたことで再び繁栄を取り戻した。

  大通りは勿論、街中に技師達の工房がある。都市としての景観を形容するなら、表っ面

  だけは整えられてもその本質は猥雑、の一言。赤の支樹イグ・ストリームに程近い。


 フォーザリア鉱山

 :西方中央北部、ヴァルドー王国屈指の鉱山地帯であり、現在も採掘作業が続く同国及び

  世界の機巧技術を支える中核地の一つ。他の鉱山街と同じくその産業に大きく依存した

  経済構造・性格になっているが、一方で反開拓派にとっては格好の口撃対象。


 ハイリッツビル

 :西方南部に位置する古城跡。周辺には現在、長らく人が住んでいるような集落はなく、

  広い荒野が広がっている。ジーク達が行方を眩ませていた間、統務院軍と“結社”及び

  同シンパ勢力との激戦地となった。


 ギルニロック

 :ヴァルドー王国西奥の霊海上に浮かぶ統務院直轄領の一種、重犯罪者収監特別区・通称

  『監獄島』の一つ。外見は石垣と苔に覆われた要塞にも似ている。

  大都消失事件のあとクロム以下“結社”の構成員らが多数収監されていたが、彼に会い

  にやって来たジーク達とこれを抹殺せんと侵入した「使徒」達の戦いの舞台となった。


【地底層】=魔界、器界、幻界

=========================

魔界パンデモニム

:主要九世界の一つにして、地底層世界の一つ(マナ濃度=やや濃い)

 「魔族」と総称される四つの種族を中心とした人々が暮らす、薄暗めな空の世界。

 地底層世界の中では最も賑わっており、しばしば物見遊山に地上へ出掛けてゆく人々もい

 れば、逆に地底へやって来る人々もいる。気ままな性質な者が多いと言われる。

 中心地は「魔都ラグナオーツ」


 魔都ラグナオーツ

 :中央北部、そびえ立つ岩肌を削り出すようにして形成された魔界パンデモニム最大

  の都市。幾つもの坂(斜面)が街中に走り、それら街並みを見下ろすようにした高台に

  地底闘技場コロセウムが建っている。年に一度開催されるこの闘技大会は九界でも

  屈指のレベルの高さを誇り、毎年多くの観客が詰め掛ける一大イベント。


 常夜殿

 :北方に広がる妖魔族ディモート達の本拠地にして、城塞都市。かつては辺り一帯の要衝として狙わ

  れ、争いが絶えなかったが、十二聖の一人“闇卿”エブラハムの血を引く一族が迎え入

  れられたことで決着をみた。常に暗がりが広がり、闇を好む同族にとっては絶好の環境。

  現在はエブラハムの末裔である四魔長の一人、ミザリーが代表領主を務めている。


 鬼ヶ領

 :西方に広がる鬼族オーグ達の本拠地。いわゆる純和風(作中では和圏と称される)の建築様式

  が立ち並ぶ、風光明媚な街。四魔長の一人、セキエイが領主を務める。

  実は郊外に“冥界アビス”への直通路の一つが隠されており、イセルナ達とこれを巡って争っ

  たが……?


器界マルクトゥム

:主要九世界の一つにして、地底層世界の一つ(マナ濃度=やや薄い)

 地底随一の大鉱脈世界であり、その豊富な鉱資源を求めて開拓者が後を絶たない。

 しかし主要な鉱脈は先住種族である宿現族イマジン各門閥ファミリーが牛耳っている状態。

 それ故か、気性の荒い者達が自然と集まり、ドンパチは日常茶飯事。

 中心地は「器都マルクトシティ」


 硬色の町ボナロ

 :東方に位置する小さな元鉱山町。かつては他の町同様、採掘ラッシュで栄えていたが、

  ある事件によって坑道が閉鎖されてしまい、衰退の一途を辿っている。

  実は十二聖の一人“巨侠”テュバルに縁のある土地。彼とその仲間達の功績や、この町

  の歴史を紹介した記念館があるが、今や地元住民の認知度も低く閑古鳥となっている。


幻界アストラゥム

:主要九世界の一つにして、地底層世界の一つ(マナ濃度=やや濃い)

 年中妖しい靄に包まれており、夢と現の境目が曖昧になっているという精神世界。

 それ故に幻夢族キュヴァスなどの霊性の強い者らが好んで暮らしている。

 魂の世界・あの世──冥界アビスに近いためだという説が有力だが、定かではない。

 中心地は「幻都ティア・ノーグ」


【深淵層】=冥界

==============

冥界アビス

:主要九世界の一つにして、その奥底に当たる世界(マナ濃度=薄い)

 所謂「あの世」であり、死者の魂は各地のストリームに乗って此処まで流れ着き、生前の

 罪業への裁きや償いなどを経ながら次の生──再びストリームに乗って霊界エデンに戻る時

 を待つ(中には長々と此処に留まってしまう魂もいるが)。

 『閻魔』及び『死神』と呼ばれるエージェント達によって管理・運営されている。

 中心地は「魂魄楼」


 魂魄楼

 :央域のほぼ中心に位置する、同界唯一無二の都市。いわゆる死者の国。

  四方を堅固な城壁が取り囲んでおり、その中に純和圏な街並みが形成されている。裁定

  の後、魔流ストリームに還るのを待つ者達や、或いはそのまま住み着いてしまった魂達(楼民)が

  暮らす。楼内にいる限りは、保護結界の影響で精神は霧散しない。

  東西南北の各城壁側に死神衆の詰め所が並び、特に北は閻魔衆の詰め所を兼ねた総本部

  が、西の連絡路の先には、裁定後の浄化を行う巨大施設──“煉獄”がある。


【分岐層】=異界

==============

異界アンノウン

:上記主要九世界ではない、それ以外の世界群の総称(マナ濃度=不明)

 世界樹ユグドラシィルから枝分かれしていった無数の「異世界」達。

 ただその全貌は複雑多彩過ぎて把握し切れず、何より九世界の人々は基本的に自らこれら

 へ足を踏み入れることは殆どない(行けたとしても帰れない可能性が高い)。

 しかし一方で、古くからこの異界側から迷い込んでしまう人々──異界人ヴィジターの存在は

 しばしば確認されている。



※セカイの暦

:このセカイの日時の名称や割り振りは次の通り。

 暦にも十二聖の名が冠されている(当時の世界政府が彼らにあやかった為)

 =============================

 一月→石榴節  七月 →紅珠節

 二月→紫晶節  八月 →瑪瑙節

 三月→藍珠節  九月 →青珠節

 四月→金剛節  十月 →白晶節

 五月→緑珠節  十一月→黄珠節

 六月→月長節  十二月→瑠璃節

 ---------------------------------------------

 第一曜日→聖女の休日  第七曜日 →狩人の日

 第二曜日→英雄の日   第八曜日 →侠者の日

 第三曜日→騎士の日   第九曜日 →剣士の日

 第四曜日→戦士の日   第十曜日 →旅人の日

 第五曜日→勇者の日   第十一曜日→隠者の日

 第六曜日→賢者の日   第十二曜日→導者の継日

 -------------------------------------------------

 大刻ディクロ→「時」に相当。略して「ディ」とも

 小刻スィクロ→「分」に相当。略して「スィ」とも

 細刻セークロ→「秒」に相当。略して「セー」とも

 【例】十二(大)刻・三十小(刻)・〇細(刻)=12時30分00秒

 =====================================================

 上記の通り一週間は12日サイクル。一ヶ月は基本的に五週間。

 (但し、紫晶・金剛・月長・青珠・黄珠節の時のみ四週間)

 日付の表記はこんな感じ⇒『○○節 第×週 △△の日』


※セカイの尺貫法

 1リロ≒1m/1ウェム≒1g/1ニーベ≒1㎡/1サーべ≒1㎥

 基本的に人々はこうした統一単位に桁数を重ねて数量を数えている。


※セカイの通貨

:今日セカイで主に流通しているのは「人貨ガルド」「天貨セイニー」「地貨ミィル」の三種類。

 ガルド(.Gald) は主に地上世界で流通しているセカイの基軸通貨。灰色の円形。

 セイニー(.Sany)は主に天上世界で流通している。白い四角形。

 ミィル(.Mill) は主に地底世界で流通している。黒い楕円形。

 その日時々の互いの為替レート(もちゃんと制度として存在している)にもよるが、

 大よそ1セイニー=1.2ガルド、1ミィル=0.8ガルド前後。

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