プロローグ
初めてのオリジナル小説です。また色々とリメイクなどもしてみました。
遠い未来の地球……いや、人間界ではある物を世界規模で研究していた。それは人間の心。人間がいつも持っている物。当たり前で気にしない物。善にも悪にもなる物。
それが……心。
世界の研究者達が心を研究し続けて90年が経ち。
「完成したぞ!」
「これで、心の強さが分かるかもしれないな」
心の力を活性化する特殊アーマーが開発された。
「では、誰がこのアーマーを着るのだが……」
「私がやります!!」
「え!?新入りの君が!?」
「はい!私です!」
一人の男が自ら実験台となりアーマーを装着して、実験の為に用意した野原にて実験を始める事になる。
「始めてください!」
男の呼び掛けに研究者達が起動スイッチを押す。
それが悲劇の始まりであった。
「うっ!」
その瞬間アーマーを着た男に異変が起きた。
「どうした!?」
「身体が……心が……」
するとアーマーが強い光を出した瞬間、世界中で大嵐に日照りに、猛吹雪などの異常な地殻変動が起き、人々がパニックになって動物や鳥に虫も気づき始めた。
「クソ!なんだ!身体が!」
さらに右腕が勝手に空に上げると、強力な黒いレーザー砲が発射して、空にヒビが入って穴が出来た。
「空に穴が!」
「空間を破壊出来るのか!?」
研究員達が驚くが今は暴走を止めるのが先でスイッチを切ったりするが、すでにコントロール装置が壊れてるので意味がなくて、するとアーマーの形状が変わっていき
「ううううう!!がああああああああああ!!」
ついにはとてつもない大爆発がおきてこの影響で次元という境界線が崩壊し、人間界・妖怪界・獣人界・魔人界・精霊界・龍竜界の、六つの異なる世界が融合してしまった。
そして男はしばらくすると目を覚ます。
「うう、みんな。大丈夫か?」
すぐさま男はヘルメットを取って全員が無事か確かめる。
「おい!しっかりしろ!!」
「ううう……なんとか大丈夫だ」
「しかし、なにが起きたんだ」
周りを見てみると光景が変わっていた。
「大変だ!未確認飛行物体が近づいてくるぞ!!」
「なに!!?」
研究員がレーダーで感知して上空を見上げると飛竜がたくさん飛んでいた。
「りゅ……竜だと!?」
「そんな!空想の生物なのに!?」
全員が驚く。
「貴様らのせいか!?」
突然、飛竜の一匹が声をかけてきた。
「なっ!なんの事だ!?」
「とぼけんな!我らの世界が突然異変が起き、挙句のあてには6つの異世界が融合したのだ!!」
と怒鳴り口からレーザーを撃つので全員は、すぐさま逃げるがその頃。
「うげげげげげげげ!!」
「がははははははは!!」
「うわああああああ!!?」
「助けてくれ!!?」
世界中の無事だった町では妖怪や獣人が暴れて回ってた。
しかも精霊や魔人が世界各国の政府に対して。
「貴様らのせいでこんな事になったんだ!!」
「責任を取って貰おうか!?」
と宣戦布告などをした。
そして六つの種族は世界の主導権を懸けて争った。それぞれの持つ科学・妖力・魔力・身体能力で、争い続けて500年もの月日が経ち。
このままやってもいずれ全てが滅ぶと悟った、種族の代表が話し合って休戦が生まれて、融合の原因であるアーマーはまず、頭部・胸・腹部・右腕・左腕・左足・右足の七つ分けて、そのうちの三つは人間・魔人・龍竜が管理して、残った四つは山に収められたり海底に沈める事になった。
そしてそのアーマーはいつのまにか”心の鎧甲”と呼ばれた。
次回の本編を楽しみにしてください。