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エピソード6 突然の呼び出し


三奈美に呼び出され、俺は本屋の外へと向かった。

夕陽の光が三奈美の後ろ姿を縁取り、やけに眩しく見えた。


「一ノ瀬さん、その……さっき女の子と一緒に、いましたよね?」


「えっと……まぁ、いた、かな」


三奈美は言葉を選ぶように視線を落とした。


「さっきの子……一ノ瀬さんと話すとき、すごく楽しそうでした……」


その声音は弱々しくて、ほんの少しだけ“嫉妬”の色が混ざっていた。


「けど、さっき偶然初めて会っただけだよ」


「本当……ですか?」


三奈美との身長差が、余計にあざとい雰囲気を出してくる。


「一ノ瀬さんは、その……かっこいいので。女の子に人気が出ちゃうんじゃないですか?」


──(いや、可愛すぎかよ)


「いやいや、俺が人気なんて出るわけないって」


「……そう、ですか。わざわざ呼び出してすみません。私はこれで失礼しますね」


「うん、また明日」


三奈美はほんの少しだけ笑って手を振り、帰っていった。

俺はその背中を見送りつつ、お目当ての本を買うため本屋へ戻った。


──帰宅


「ただいまー」


「おかえりー」


迎えてくれたのは妹の悠だ。

親がいない日はだいたいえっちな漫画を堂々とリビングで読んでいる。


「またそういうやつ読んでんのかよ。時代はラブコメだぞ」


「うるさいうるさい。お兄ちゃんにはこの漫画の良さわかんないよねー」


──(うん、わからん)


悠はぷくっと頬を膨らませてソファに戻っていった。


──ピンポーン


インターホンが鳴った。

誰かはもう想像がつく。


渋々玄関へ向かうと、やっぱりそこには人間税務署──結希が立っていた。

家が隣だからよく来る。


「ゆーと、今日一人で帰ったんだ」


「寄りたい場所があったんでな」


すると結希が小さく呟いた。


「……待ってくれてもよかったじゃん」


「ん?なんか言ったか?」


「言ってない!」


結希はいつもの勢いを取り戻し、中へズカズカ入っていく。


「ただいまー!」


「ここはお前の家じゃない」


「結希ちゃんいらっしゃーい!」


悠は目を輝かせて駆け寄った。

どうやらかなり結希が好きらしい。

結希が来ると、すかさずHな漫画を見せつけてはしゃいでいる。


女同士の猥談ってやつなのだろう。知らんけど。


「ゆーと、そういえばさっき西園寺さんに──」


「ブフォッ!!」


思わず飲みかけの水を噴き出してしまった。


「きったな」


悠が冷たい目を向けてくる。


「ゆーとに伝言頼まれたんだよ。『明日、放課後図書室に来ていただけませんか?』だって」


「お、おう……わかった。ありがとう」


「ゆーとさ、最近西園寺さんと仲良くない?」


「ま、まぁ……本の話をよくしてるだけだよ」


俺は焦りながら答えた。

結希に変な誤解をされているのが分かる。


「結希ちゃん、それ詳しく教えて」


悠がキラキラした目で言う。

絶対ロクな展開にならないやつだ。


「聞かなくていいって!」


そう言い残し、俺はそそくさと自室へ退散した。


──そして翌日。

放課後、図書室。

西園寺三奈美からの“呼び出し”が、俺を待っていた。







いやー三奈美ちゃん可愛いですねーでもこのままじゃ三奈美ちゃんに読者様人気が偏っちゃう気がするんですよね。他のヒロイン達も好きになってもらいたいので他の子達にも本気出させます。妹キャラいいですよね。しかも猥談ができる女子がいるラブコメは神だと自分的に思うんですよね。ちなみに妹ちゃんは悠と書いてはるかと読みます。今回も読んでいただいてありがとうございました!よければブックマークといいねお願いします!

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