間話 「ブラッディの過去っ!」
誤字報告ありがとうございます。
10/21追記:誠に勝手ながら第一部終了です。理由としましては家族が色々あって病んでしまった事による投稿期間の空きです。元々少し病み気味ではあったのですが、急激に悪化しまして現在入院しています。もうすぐで退院ということで新しい作品を書くかもしれませんが、医者曰くまたいつ悪化するかわからないという事で更新が停滞すると思いますが、これからもコメディ物(?)を書いていきたいと思うので応援よろしくお願いします。
1/15追記:最近色々と落ち着きまして、久しぶりに開けたら少しポイントが増えていてびっくりしました。更新されてない作品でもつけてくれる人がいるんですね。
最近新しいの描いてるんで見てくれたら嬉しいです
サンブラン村。それが私の故郷で、私がとーっても大好きな村。
忙しい両親の休みが取れた時にはみんなでピクニックに行ってとても楽しかった。
父が人間、母がハーフエルフで生まれた私はクォーター。兄と弟が居て私は幸せ者だった。
クォーターのせいで虐められたりもしたけど、そのたび兄が私を守ってくれた。
私にはそんな事どうでも良かったけどただ単に嬉しかった。いつまでも幸せでいたいと思ったものだ。
でも幸せはいつまでも続かない。物事にはどんなことにも終わりが来るとその時知った。
あれは真冬の寒い日だった。
暖炉に使う枝が足りないので私は兄と一緒に山に出かけていた。
「枝も沢山あったし、これはみんな喜ぶぞぉ」
「ほら、そんなこと言ってないで早くいくよ!」
私は森に落ちていた『ライア』を袋に入れてニヤニヤしていた兄を引っ張る。ライアは大人の拳ほどの果物。
色は青色と少し変な色をしているけれど、その果肉はジューシーでとにかく甘いのだ。
特に弟がライアが無類のライア好きなのだ。早く喜ぶ顔が見たいと私と兄は山道を進んだ。
家を出る時は少し暗かった朝も、明るくなって来た頃、村は焼けていた。私の大好きな家も、故郷も全部。
「嘘、でしょ……? いやだ、嘘! 嘘でしょ!」
「ラピ! 落ち着け、お兄ちゃんが居る、大丈夫だ。」
崖の上で取り乱した私をお兄ちゃんが抱き止めてくれた。そして大丈夫、と言ってくれた。
それだけなのに私は涙が止まらなくて、十三にもなって兄の前で大号泣してしまった。
「それに家族が死んだって決まったわけじゃないだろう? アングリアおばさんも、鍛冶屋のおっちゃんも死んだって決まった訳じゃない。」
「っぐす、そうだよね。死んだって訳じゃないよね。でもどうするの?」
私はまだ少し涙が出てくる目を擦って兄に尋ねた。
「俺が確認しに行く……」
「ダメだよ! 今はとりあえず逃げなきゃ!」
私が全力で否定したのには理由がある。父からは、もし村に何かあっても決して戻らず川沿いを歩け。そうしたら町があるはずだから『ハイラス』と言う人物を訪ねるように、言われたからだ。
理由はわからないけれどいつもニコニコ笑っている父が「よく聞いてくれ、これから話すのはとても重要なことだ」と前置きをしてから話した。
だから私は兄を全力で止めた。兄が行くなら私も行く、と。
そして兄は渋々村に戻るのを諦めてくれた。
私と兄は父から言われた通り川沿いを進んだ町を目指すことにした。
その日の夜、偶然にも出会ってしまったのだ。
右腕にドラゴンの刺青をした、盗賊たちに。
今でもわからない。村へ戻るのを止めていなかったら、もしかしたら兄は私を庇わずに殺されなかったかもしれない。
盗賊たちは私に剣を向けた。
必死に私は父が教えてくれて、祐逸使えるレイピアで抵抗した。彼らは私で遊んでいた。
そろそろ私も限界になってきた頃、呆れたのか一人の男がその手に持っている斧で斬り掛かってきた。
わずかに使える魔力も体力もそこを尽きた私はその斧によって斬られるはずだった。
カーンッ! と金属音がぶつかる音がしたかと思えば、目の前には仮面を被った男がいた。
「あなたたちが最近、暴れていると噂の……思ったよりも弱いですね。」
仮面の男が右手一本で受け止めていた斧を破壊すると見事な足蹴りで盗賊を吹っ飛ばした。
「おい、後方にいた奴らはどうしたんだ!?」
同じ盗賊の男がびっくりしたような顔で言うと
「ああ、あの程度の雑魚なら1秒でやれますよ」
その瞬間、仮面の男の手から魔法陣が浮かび上がり
辺りを吹き飛ばした。
「ついついやり過ぎてしまいました。ラピさん、私がもう少し早くきていればお兄さんを助けられたかもしれません。ごめんなさい」
私はその言葉を聞いた瞬間、父の話していた古い親友のハイラスさんだと瞬時に気づいた。
その後私は命の恩人であるハイラスさんについて行くことにした。
ハイラスさん、いやボスが立ち上げた組織は簡単に言えば殺し屋だ。
だけど実際はこの腐り切った世の中を救うために、人を殺す。
ボスについて行く内に、いつしか私はブラッディと呼ばれるようになった。
▲
「おいおい、ラピ、ボスが起きろだとよ。仕事だってさブラッディ」
「確か今回は公爵家六女の一時的な誘拐だっけぇ?」
私は事前に知らされていたことを目の前の男、シードス、ヘブンに言った。
「ああ、そうだよ。」
すると仮面の男がドアから現れた。
前回コメディ次あるよって言ったけどブラッディのシリアスな話になりました。
900文字の意味のわからない短編を書いたので暇な時に読んでくれると嬉しいです。
https://ncode.syosetu.com/n8794jj/




