その3・小説と書く人の心
こんにちは。
前回、小説(物語)と書く人の心について触れました。
その続きになります。
さて。
失恋した女の子が、新しい恋を見つけるお話を書いたわたし。
次に、離婚した女性が新しい恋の出会う話を書きました。
自分で今、こうして振り返ると。
なるほどなぁと。
前回の自分の心の成功体験からこういった流れになったのだと、まさに今、気づきました。
話は戻り。
離婚した女性の物語ですが
その女性が出会う年下の男性が、なんというか……ロクデナシ的な人で。
連載中も、男性の評判はよくなかったような。
でも、評判がよくないというのは、それだけで一緒に物語の世界に入って下さる方々がいて
「どうなのよ、彼は」
と、思ってくださったから。
実在しない人物に対して、こんな風に思っていただけたのなら幸せだな
と、ひらすら前向きに考え。
そして、こんな風に登場人物に心が揺れるのも、読書の楽しみでもあるのかなと思いました。
さて、バツイチ女性と年下男性の恋は……。
すったもんだあって、最後はもちろんハッピーエンドなのですが、彼が彼女に告白をするシーンで
その男性の人間的な成長(大げさ)を客観的に感じ、「あぁ、よかったな」と思ったのです。
登場人物を、少し離れた目線で見る。
あの感覚を得たことが、今、物語を書く上でとても役立っています。
物語の書き方というか、そういったもの。
書き方の本を読むとか、冷静に分析するとか。
そういった賢い方法があったな(←賢くない)と思うのですが
わたしの場合は自分が書くことを通し、それを見つけていくような感じだったのだなと思いました。
遠回りですが、まぁ、いいのです。
では、次回へ