その2・小説って、なんだ?
小説ってなんだと聞かれたら
文字で書かれた物語と答えるのが正解?
なんて書きながら、確認のために辞書を引くと
【作者の作り出した人物・筋を通して人間や社会をえがき出そうとする散文体の文学】
だそうです。
ちなみに、えがくは、辞書では「描く」ではなく平仮名でした。
人間はともかく、社会……。
描いて、いや、えがいているだろうか。
えがえが。
そもそも、自分がなにを書きたかったのかなと思うと、恋愛小説。
しかも、恋が実るのではなく、失恋する話が書きたかった。
それで、失恋する話を書いたのですが、やっぱりなんとなく落ち着かなくて。
その続編として、失恋した女の子の新しい恋の話を書いたら、自分の心もほっと落ち着きました。
すごく、物語と自分が近かったのかなと思います。
書くものと書く人の心って連動しているのかもな、とも思った経験です。
この物語ではないのですが、また別の物語で、少し悲しめのがあって。
そのときに読者さまから「バッドエンドの場合はそう書いて欲しい」といったお言葉をいただきました。
今でこそ、小説を投稿する際は「あらすじ」はあたり前ですし、そういった表記も書くようになっていますが。
個人のサイトでは、そこまでしっかりしてなくて。
小説のタイトルと、登場人物と、さわりぐらい?
今思うと、それでも、よく読んでくださる方がいたものだ……と思います。
(昔からのみなさま、感謝しています。)
ともかく、わたしは誰かに読んでいただきたくて書いているわけだから、そういったご希望があるのならそれは受け入れようと思いました。
以後、バットエンドの場合は「悲恋です」の表記を入れました。
ということで、次回へ