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第1話 転生
第一話 転生
僕、明石陵は今交通事故にあった。目の前で子供が道路に飛び出したところを連れ戻そうとして車に轢かれてしまった。
今年、猛勉強してようやく合格した高校には一度も通うことができずに16年の短い人生が終わってしまった。
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目が覚めると知らない天井が広がっていた。まるでコテージのような木で出来た天井だった、明らかに病院ではない、
誰か居ないかなと思い声を出そうとすると、
「あうあう」
まるで赤ちゃんのような声しか出せない、わけもわからず混乱していると1人の綺麗な女性が現れ声をかけてきた。
「あら、お腹がすいたの?リオ」
優しげに声をかけてきた女性は僕のことを軽々と抱き上げ哺乳瓶を口に咥えさせた。
この瞬間僕は理解した。交通事故にあった僕が何故か赤ちゃんになってしまったことに