第4話 初戦闘&初テイム
「フォナ、アイテムボックスってどう開くの?」
『念じるだけで開けますし、出し入れも可能ですよ。中身の確認も念じるだけで、できるみたいです。マスターの世界のゲームみたいな仕様にしたとゼウス様がおっしゃっていました。』
「なるほど。さっそく確認してみるか。」
《アイテムボックス》
マジで、ゲームで出てくるアイテムボックスのような画面が出てきた。
何が入ってんのかなぁ。ワクワクだぜw
≪アイテムボックス≫
<装備>
紅桜(刀)
黒龍の剣(片手剣)
黒龍の兜
黒龍の鎧
<アイテム>
回復ポーション(神)×10
回復ポーション(極)×30
回復ポーション(上)×50
回復ポーション(良)×75
回復ポーション(中)×99
魔力ポーション(神)×10
魔力ポーション(極)×30
魔力ポーション(上)×50
魔力ポーション(良)×75
魔力ポーション(中)×99
<素材>
ユグドラシルの葉 ×99
黒龍の鱗 ×10
<金額>
10'000'000ゴール
おいぃぃ!なんだこのチート感満載のアイテムボックスはぁぁぁ!
金もすごい金額だし、装備も名前からしてチートじゃねえか!
とりあえず、刀の鑑定してみるか。
《鑑定》
紅桜(刀) Lv.5
ATK:10000
<スキル>
不壊
防汚
腐食無効
千本桜
所有者固定 (アルス)
うわぁ、チート武器じゃん。しかも、成長するのか。すごい刀だな。
「なぁ、フォナ。これ、過保護だよな?」
『いえ、神様たちのご厚意です(笑)』
「お前、笑ってんじゃん。」
『あと各ポーション(神)と(極)は非常事態時のご使用をオススメします。効果が凄すぎるのと、めったに出回ってないので。』
「了解だ。とりあえず、紅桜だけでも装備するか。黒龍装備はもうちょいレベルとか上がってからにする。あと、目立ちそうだし。」
『この辺りの魔物はそこまで強くないですから、それでいいと思います。』
「フォナ、さっそく戦闘してみたいから、近くに魔物いない?」
『50m先にホーンラビットがいます。Fランクのモンスターなので、マスターなら余裕だと思われます。』
「了解。あっでも、余裕とか言わないで。慢心しちゃうから。何事も慎重にな。」
『申し訳ありません、マスター。以後気を付けます。』
おっ、いたいた。あれがホーンラビットか。そのまんまの容姿だな。一応、鑑定しとくか。
《鑑定》
ホーンラビット ♂ Lv.3
HP:30/30
MP:10/10
<スキル>
なし
おお、こんな感じなのか。ではでは。
「よし、やるぞ!斎賀一刀流、一閃!!」
「プギュッ」
よし、倒せたな。血抜きの仕方とか分かんねぇし、そのままアイテムボックスにしまうか。
「初戦闘にしたら、上出来だよな。この調子で頑張るか。」
『マスター、初戦闘勝利おめでとうございます!』
「おう、ありがとな。とりあえず、あと何回か戦闘しとくわ。」
『では、魔物のところに案内しますね。』
「おう、頼むわ。」
それから10回ほど戦闘をして、少し休憩していた時、フォナが急に叫んだ。
『マスター!近くに希少な魔物がいます!テイムすることをオススメします。』
「どんな魔物なんだ?」
『デススパイダーの亜種で、ホーリースパイダーという魔物です。その名の通り、回復が得意でとても希少な魔物です。』
「ほぉ、確かにいたら便利だな。蜘蛛系なら糸で服とか作れそうだしな。フォナの言う通りにテイムしてみるか。で、そのホーリースパイダーはどこだ?」
『マスターの目の前の木の裏です。』
「マジで近いな。どれどれ。おっ、いた。」
《鑑定》
ホーリースパイダー ♀ Lv.5
HP:10/100
MP:10/150
<スキル>
毒攻撃 Lv.5
光魔法 Lv.5
毒耐性 Lv.3
麻痺耐性 Lv.3
って、弱ってるじゃん。
そして、さすが希少種。スキル持ってるし、レベルも高いな。
「フォナ、どうすればいい?」
『普通は、戦闘して弱らせてからテイムするのですが、既に弱ってるのでテイムって唱えるとできると思います。』
「了解。《テイム》!」
おっ、ホーリースパイダーがほんのり光った。テイムできたみたいだな。
「よっしゃぁ!第1の仲間、ゲットだぜ!」
『マスター、はしゃいでないで、光魔法でその子の回復をしてください!』
「はい。すみませんでした。で、ヒールって言えばいいの?」
『そうですよ。魔法はイメージが大事なので、治るイメージを持って使ってくださいね。』
「おっけー、《ヒール》!」
HPが100/100になってる。魔法ってすげぇな。
【あの!あなたが助けてくれたの?】
「お、なんだ。お前が話してるのか?」
【うん、そうだよ。念話で話してるの。で、あなたが助けてくれたの?】
「そうだぞ。ついでに、テイムもした。」
【そうなんだ。じゃあ、ご主人だね!そして、助けてくれてありがとう。ねぇ、お願いがあるんだけどいい?】
「いいぞ。なんだ?」
【私に名前つけて!】
「名前かぁ。何がいいかなぁ。うーん。」
白い蜘蛛、白、ハク。ハクでいいか!
「おし、決まったぞ。お前は、ハクだ!」
【ハク!いいね!】
『マスター、安直じゃありませんか?』
「いいんだよ。本人も気に入ってるんだから。」
『そうですね。喜んでいますし。マスター、遅れましたが初テイムおめでとうございます。』
「おう、ありがとな。」
少し遅れました。すみません。
次話は、4/5中に上げようと思います。
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