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魔力のない僕は英雄に憧れる  作者: Saisai
少年。力を得る。
6/43

儂。子の為に頑張る。




儂、ユート・ランドルトは転生者だ。


風切悠人。


儂が日本で暮らしていた時の名だ。


初めは転生した事に喜びを感じていた。魔法が使える世界でチートすることを夢見た。


そんな儂は理想と現実の違いに打ちのめされた。


転生してから、儂は数多くの仲間を失った。


両親、幼なじみ、パーティー仲間。


彼らはモンスターに殺された。


儂は見てることしかできなかった。自分の力の無さに絶望するしかなかった。


しかし、"きっかけ"があり、儂は英雄となった。




"英気の森"を歩いていた時、籠の中の乳児を見つけた。


その子はモンスターに食われる寸前だった。


歳をとったからか、儂は英雄の"資格"を失っていた。


"資格"のない儂は力になれないのか。


また目の前で奪われる。仲間の死(悲劇)が繰り返されてしまう。儂はまた見ているだけなのか。


いや、残り少ない命、次の世代に託すのも悪くない。


そう思った儂は覚悟を決めた。次の世代(子ども)を助ける覚悟を。


すると儂を淡い光が包み、甘美な声が頭に響いた。懐かしい感触だった。


<ミナスの祝福ーー称号を授与>


称号ーー英雄王之守護


獲得条件ーー資格を宿す者を護る覚悟


効能


◼◼◼◼◼◼


その力で子どもからモンスターを引き離すことが出来た。


そして、アースとエリーと名付けた子らは、それはそれは立派に育った。


そして今アースは明らかに異質な存在と対峙している。


儂は骨の檻に捕らえられ気づく。


称号がない。


力がない。


アースを守れないと分かり絶望してしまった。真に絶望するのはアースなのに。


子の命がかかっている。儂が思い出させねばならぬ。力を得る方法を。守る方法を。


そして儂はアースの為に声を絞る。


「お前の夢を、憧れを思い出すのじゃ」


その声がアースに届き、儂の子は覚悟を決めた。


与えられた称号は"英雄王之兆"


儂は……嬉しかった。

爺の気持ちや実情いかがでしたでしょうか。


主人公だけでなく、他の登場人物の気持ちなど、書いて欲しいことを伝えて頂けたら嬉しいです!!


よろしくお願い致します!!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 爺様が転生者だったのは意外性があってGOOD!! d(・∀・)b〈一本取られたぜ!! 爺様が英雄になったきっかけも気になる所です。アースといい、爺様といい、称号を得るには『覚悟』が重要…
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