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ドクンドクン。
暖かい。
心臓の音?
…ん?
あれ?
此処は何処でしょう?
私は確かあの糞神に転生させられたんでしたよね?
で、種族は転生した時にわかると。
はあ~。
次に会ったときに占めましょうか。
にしても暗いですね。
夜なのですかね。
暗くて何があるか良くわかんないじゃないですか。
私はそう思い周りをペタペタ触った。
何か固いですね。
でも力づくで行けば壊れるかな?
叩いたらどうなるんでしょう。
疑問に思った私は思いっきり壁を殴った。
ピキッ
パッカーン
えっ?
「おお~キレナ私達の愛しい娘が産まれてきたぞ❗」
「そうですわね、貴方。でも少し静かにしましょうね?この子が怯えてしまいます。」
「悪い。」
何ですかこの会話?
そもそも貴殿方誰ですか?
もしかして私の…
「キレナこの子の名前は決まってるんだよな?」
「勿論です。この子の名前は…リリーです。リリー、貴女の名前はリリーですよ。私は貴女の母のキレナです。よろしくお願いしますね。」
「リリーか。リリー儂はソナタの父のユレーだぞ。よろしくな~。」
この人達が私の両親…。
私の家族…。
「ニコッ」
悪くないですね。
家族って響き。
「キレナ見たか。今笑ったぞ❗可愛いな。」
「ハイ。しっかり見ました。はあ~可愛い。」