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パラグラフ7
「──いやっ、離して!」
キミが現場に到着する頃には、少女は異形の生き物──ゴブリンたちに詰め寄られ、手足を掴まれ取り押さえられそうになっていた。
子どものような体格のゴブリンよりも、少女の方がわずかに力で勝っているようだったが、すぐに武器で脅されて、逆らえなくされてしまう。
さて、ゴブリンたちはまだ、キミの存在に気付いていない。
今ならば不意を打つことができるだろう。
キミが腰から剣を抜いて、勇敢にゴブリンたちに立ち向かって行くことを決断したなら、パラグラフ8へ進め。