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パラグラフ10

 少女に連れられて向かった村は、畑に囲まれた小さな村だった。

 キミとシリルはあぜ道を歩き、彼女の家へと向かう。


 やがて一軒の農家に到着し、シリルが「ただいまー」と言って家の扉を潜る。

 すると家の奥から、年の頃四十歳ほどのエプロン姿の女性が現れた。


「お帰りシリル。──おや、その人は?」

「お母さん、この人はね、森でゴブリンに襲われた私を、助けてくれた人なの」

「まあ! それじゃ命の恩人じゃないか!」


 シリルの母親は、キミに向かって深々と頭を下げ、礼を言ってくる。

 そして、中に入るように勧め、旅人らしい風体のキミに、今日の食事と宿泊を提供させてほしいと申し出てきた。

 食事も寝る場所もあてがなかったキミは、この申し出をありがたく受けることにした。


 キミはその日、畑で採れたての野菜と、飼っていた豚を捌いて振る舞われた最大限の料理で歓迎され、シリルの家の客間で一夜を過ごすことになった。


 パラグラフ11へ。


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