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6話 解体師、街へ到着する

お昼過ぎ


「もう街に着いたな」

「そうですね」

「予定だと、夕方になるはずだったけど早くつけてよかった。ルルありがとう」

「私の旅についてきてくださるのですから、これぐらい当たり前です」


ドラゴンを倒した後、ルルにバフをかけてもらい、街まで来た。おかげでかなりの時間短縮ができた、1人だったら適当に酒場とかで一夜を明かしてもよかったのだが、ルルもいるので宿をとった方がいい、そうすると夕方だと宿がなくなっている心配があったのだ。


「結構並んでるな」

「いったい、入るまでに何時間かかるのでしょうか…」


街の門の前には長い列が出来上がっていた。この街は近くにダンジョンがあり、一年中多くの冒険者で賑わっている。


「そういえばルルって身分証って持ってる?」

「身分証ってなんですか?」

「やっぱり持っていないのか、だとしたらちょっとめんどくさいことになるかも…」

「?」


さらに並びあと数十人で門というところまで来た時

いかにチンピラそうな男×3が声をかけてきた

「おい、お前ら」

後ろを振り向くが誰もいない

「お前のことを言ってんだよ、うちのリーダーは、待つのが嫌いでな、お前の場所を変われ」

「いやですよ、ここまでいくら待ったと思うんですか?しっかり後ろに並んでください」

「あぁ?俺らにたてつくってのか?うちのリーダーを怒らせたら怖いぞ」

「ルールにしたがってください」

「こっちは無理やり引きずり出すこともできるんだぞ…ってお前いい女連れてんじゃねぇか。ボコされたくなけりゃ、有金とその女置いてとっとと行きな」


チンピラは腰の剣を少し抜いて見せつけてくる。ルルは下品な笑みを浮かべている奴らが嫌なのか俺の服の裾を掴み後ろに隠れている。可愛いやつめ。全くルルをこんな目に合わせたやつにはたっぷりとお礼(感謝)…じゃなかった、お礼(お仕置き)しなくては。


「断る」

「上等だコラ、こっち来い痛い目見せてやる」

「構わない、だが腕の一本や2本は確保しろよ」

「やれるもんならやってみろ」

「分かった」


こいつらを解体する。


「ヘッヘへ、取り囲んだぞ、今から泣いて詫びるなら許してやる」

「そんなことするかよ」

「…死ね‼︎」


チンピラ共が一斉に切り掛かってくる。俺は攻撃を全て避けそいつらの肘の内側に刀を入れ切断する。刃を火炎魔術で熱してあるので、血は出ないが肘から先が宙を舞う。


「え?、ぎゃー、俺の腕がぁ…」

「いてぇよ、いてぇよ」

「お前はいったい、なんなんだ」

「ただの解体師だよ」


「日向くん、大丈夫だった?ありがとう守ってくれて」

少し頬が赤い、やっぱり人を褒め慣れてないのだろう、うんかわいい

「気にしなくていいよ、俺もムカついてたし」

「おい‼︎、何をしている」


衛兵のご登場だ、あまり大事にならないといいが

筆者が書いてる別作品「異界神話」もよろしく

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