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4話 解体師、天使と一緒に旅をする

タイトルコオォォル

「あ、あの、そのおはようございます…」

「ん?あぁおはよう」


天使(種族名)が起きてきたようだ


「昨日は、食事だけでなく寝床も貸していただいて…何かお礼がしたいのですけど何かして欲しいこととか、欲しいものとかはありませんか?」

「気にしなくていいよ、それに欲しいものって、お金とか持ってるの?」

「うぅ、それは…」


俯いて目が少しうるうるしてしまってる、困ってる顔もかわええ


「あの、この羽とか、あとは天使の輪とかを売ればそれなりのお金になるはずです」

「それって大丈夫?」

「どちらも激痛ですし一度取れたら元には戻らないですけど、大丈夫です」

「うん、やめなさい」

「でも、天使の羽の剥製とか絶対高値で売れますよ、それでお金を作ったら恩返しができます」

「そこまでして恩を返されても逆に困るよ⁉︎」

「そうですか?」

「とりあえず、これ朝ごはん」

「気にしないでください、昨日ももらったのに今日もお世話になるなんて…」


グゥー


「いいから食べな?もう君の分も作っちゃったし、冷めたりしたら勿体無いよ」

「…もう作ってあって残すのはもったいない、よね、なら、でも、ここまでお世話になるのは、迷惑かかりすぎのような気もするし…何より私の気が…」

小声でぶつぶつ言っている

「何度も言うけどそんな気にするなって、人間持ちつ持たれつ、困ったときはお互い様、大変なら人を頼ってもいいんじゃないか?恩返しがしたいならできる時にすればいいじゃん。それに迷惑とか言ってるけどここまで準備されているものを拒否するのはそっちの方が失礼じゃない?」


年下にこんな強い言葉で言うのは気が引けるけど。この子これぐらい言わないと食べなさそうだしなぁ


「た、確かにそうですね。すいませんそんな失礼なことを。こ、ここは私の命をもって償わせていただきます」

「死んじゃったら食べられないでしょうが」

「はっ‼︎うぅ、そしたら私はどうしたら…」

「とりあえずご飯を食べてから考えたら?お腹が空いてたらいい案も浮かばないと思うよ」

「それもそうですね、それではいただきます。んー美味しい」


何この子なんと言うか、ちょろい。危ない、すぐ騙されそう…


ちなみに、今日の朝食はパンにブラックサーペントの照り焼きを挟んだものだキャベツもどきを千切りにして挟んであるからうまいぞ


「こんな美味しいもの初めて食べました」

「よかったね、おかわりいる?」

「ぜひお願いします‼︎」


さっきまでの葛藤はどこへやら、元気におかわりをしている

おかわりを渡して


「真面目な話、この後どうするの?」

「この後ですから?」


パンくわえながらきょとんとしてる天使ちゃん…可愛…ゴホン、真面目な話だった


「昨日言っていた街に戻るのか、近くの街まで行くのか、はたまた迎えが来るのかそこのところどうなの?」

「……迎えは、ちょっと。ですが街まで行かなければいけません」

「そうか、ところでその街ってどこなの?」

「ウワルタというところです」

「その街って、魔王侵攻の最前線の街じゃん…」

「知っているんですか?」

「前に一度行ったから…」


勇者パーティーと一緒に旅をしていた時に、当時の最前線の街まで行く途中で通った街だ、当時はそれなりに賑わってはいたが、今は寂れてほとんど人はおらず、街にいるのはほとんど防衛のための騎士や傭兵だったはず


「そんな、ところで誰を待っていたんだ?」

「えっと、それは」


目がものすごく泳いでいる、これでもかってぐらい泳いでいる


「言いたくないんだな、なら言わなくていい」

「すいません」

「謝らなくていいさ、誰でも話したくないことの一つや二つ持ってるもんだから。そんなことより、ウワルタまでどうやっていくんだ?」

「地道に旅をしながらですね」

「そうか、それなら一緒に行かないか?1人で旅をするのはつまらなくて…ウワルタならちょうど旅の途中に寄れるし」

「本当ですか‼︎ぜひ、ぜひお願いします」


おぅなんだかすごい食いつきようだ


「じゃあ改めて、自己紹介をしよう。俺の名前は柳谷日向、職業は解体師だ」

「私は天使のルシフェルですよろしくお願…って解体師なんですか⁉︎」

「そうだけど…」

「解体師って戦闘はできないはずじゃ?昨日はどうやってブラックサーペントを倒したんですか?」

「えっと…解体師って解体をする時に身体能力とかに補正がかかって、半自動で解体ができたりするんだけど、確かに戦闘には使えない、だけど考え方を変えるんだ、これから相手を倒すのではない、相手を生かしたまま捌くんだって、要は活け作りだね、そうすると解体判定になって、ほとんどの攻撃を半自動で避けながら、とてつもない身体能力強化の恩恵が受けられるんだよ。使い先が限定的なだけあって、スキルによる補正の幅がでかいからね、最も近縁種かその種類を一回捌いて体の構造を理解しないといけないけどね、って大丈夫?」

「ちょっと複雑すぎて頭が…」

「少し横になったら?」

「そうします…」


というわけで今日から私、職業:解体師の元学生、天使と一緒に旅をします

こんな優しいイケメン、惚れてまうやろ。やっぱ頼りになる人ってカッコいいよね


ルシフェルちゃん、こんなちょろくなるはずじゃなかった…もっと優しい、小さいけど元気で頼りになるお姉さんキャラでギャップ萌を狙う感じを想定していたのに、なぜだ…


ちなみにルシフェルちゃん、バリ強いです、考えてみてください。様々な作品で最強格扱いされているドラゴン、それも群れと戦って無傷で生還してるんですから。


私、結構主要キャラの名前は凝る方なんですよね。ルシフェルとかすごい考えました。


筆者が書いてる別作品「異界神話」もよろしく


実際の聖書などとは一切関係ありません。

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