表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/8

4.例の少年

「私の探しているとある男の子はね、すっごく素直で優しくて、昔から私と仲良くしてくれてたんだ。私って、家柄的にあまり天界ではいい立場じゃなくてね。それでも、家柄なんて関係ないって言ってくれて」

「俺が言うのもなんだけど、いい方ですね」

「うん、そうなの。そのこともあってか、彼は私にとって、大切な数少ない友達の一人だったの。だけど、地界が何日も大嵐に見舞われたとき、『あいつらの怠慢がみんなを苦しめている』といってしびれを切らして、天候担当の神々のところへ行っちゃったんだ」

「その男の子が……か」

「うん。気になって見に行ったら、案の定言い合いをしてて。この件とは別に、その神々へ憤りを感じていた友達のドルスト君も参戦しちゃって大変なことになったんだ」

「……えっと、とりあえずドルストってのは神様で、もう一人の男の子は?」

「正確には龍の神とかいて龍神さん……かな! もう一人の男の子は私と同じく天使だよ!」

 龍神とお友達のこの天使さん、一体何者なのだろう。そんな疑問と共に、

「そ、そっか、ゼルビメットさんはすごい方なんですね」

 と独りでに言葉が出た。それを聞いた彼女は、ニコッとかわいげに笑った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ